【野宿入門 ちょっと自由になる生き方 】
かとうちあき 『野宿野郎』編集長
草思社、2010
探検部にとって欠かせないスキル、野宿。
今回は野宿について詳述してある、少しクスッとするような一冊を紹介します。
本書では、野宿を消極的野宿と積極的野宿の2種類に分類している。
消極的野宿は、野宿をするつもりはないのにするはめになる野宿である。例として、しこたま酔っ払って終電を逃すパターンが挙げられる。
お金がある人、人間関係に恵まれている人が、帰る元気のある人以外に向けた強烈な武勇伝が記してあります。
野宿する時にあったらいいモノ、ナイスなスポット、ポリスメンとのやりとりナドナド、、、実に実践的な内容です。
積極的野宿は、するつもりがあって進んで行う野宿である。
野宿を活用、または目的にしていかに楽しむかを雄弁に語ってくれています。
個人的にツボだったのが、野宿の天敵である蚊対策に、茶こしを顔に当てて寝るというアイデア。夏野宿の蚊対策はヒジョーに読み応えがあります。笑
自分も今年の夏は試してみようかな。笑
「困ったときはトイレがいいよ」という一文があります。
僕自身寝る場所に困り、お遍路をしているときでしたか、トイレで寝たこともあります。案外落ち着いて、ぐっすり眠れるものです。みんなも困ったときはトイレに行きましょう。笑
※深夜のトイレには変な人がいることもあります。僕は痴女に襲われました。充分注意してください。笑
筆者にとって、積極的に非日常をエンジョイするための手段に野宿があると感じました。野宿自体が目的になることも、ままあるようです。
そんな世界に足を踏み入れてみようかな、と思える一冊でした。
レッツエンジョイ野宿ライフ!レッツエンジョイ探検部ライフ!
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