クライミングシューズレビュー改

      2018/04/10

クライミングシューズレビュー

クライミングシューズのレビューの前にシューズ選びの際に僕が考えていることを述べる。自己満であるため飛ばしてもらっても構わない。

 

「●●から新しいシューズが発売だって!」「××のあのシューズめちゃくちゃ評判良いよ!」「△△の$$はあんまりなぁ・・・。」

と色々なクライミングシューズの評判は耳にすると思う。ぶっちゃけると、全て主観的意見であるため信憑性は薄い。周りの評判もシューズ購入の際に考える要因であるが、基本的には自分のニーズに合うシューズを選択するべきであろう。かといって評判が少ないシューズに冒険する必要もないかもしれない。僕はむしろ評判が無いシューズは試したくなり興味が非常に湧いてくる。後述するブトラのアクロは周りに履いている人が少なく、ネットで検索してもあまりひっかからなく、これを履いたらどうなるのかという好奇心で購入した。

また、使用場面はどこかということも考える必要があると思う。ジム用であったり外用であったりするわけであるため、それぞれの用途にあったものを買うべきであろう。例えばジムで使うにしろ、トレーニング用やコンぺなど本気用に分けて考えて選択している。トレーニング用であれば基本的にこだわりはなく、外で使用していてソールが劣化したから室内に使用するでも良いと思う。室内の本気用であれば、最近は大きいホールドにスメアリングするのが多いため、ある程度柔らかいシューズが良いと思う。ただし、小さいホールドに乗り込むこともあるためあまりにも柔らかすぎると弾かれることもある。 外用について考えるなら、履きやすくある程度の剛性があるオールマイティ用、剛性が大きくつま先がシャープになっているような細かい結晶に乗れるようなシューズ、粘りがあって滑りにくくダウントウしているようなシューズなど必要に応じて色々考えることがある。

簡単ではあるが、以上が僕がシューズ購入の際に考えることである。繰り返しであるが、主観的な意見であるため異なった意見を持つ人もいるため気に食わなければ流して頂きたい。レビューが続きます。

 

 

※足の実寸は25cmです。

○1足目

TARANTURA/La Sportiva EUR40  ☆

初めてのマイシューズ。僕のクライミングはここから始まった。笑 ソールはフラットであり非常に硬い。二本のベルクロが備わっているため、シューズへの足入れはとても良い。特にこの部分が良いとは言えないが、クセが無いためビギナー向けではあると思う。しかし、ソールの厚さや硬さから傾斜の強い壁だと弾かれて苦い思いをするかもしれない。初の外岩でこのシューズ一足でがむしゃらに頑張ったことは忘れられない。

 

硬さ ○○○○○
広さ ○○○
ヒールフック ○○○
トウフック ○○
エッジング ○○○
スメアリング ○○
足裏感覚

 

○2足目

INSTINCT VS/SCARPA EUR39 ☆☆☆☆

ハイエンドモデルが欲しくて某店で様々なシューズを試し履きして、中でも特に惚れた一足であったため購入した。余談であるが、Bkのオーナーからごり押しされたことも購入に至った要因である。「僕このシューズが好きで、穴空いたコイツでもこのまえ二段登ってきましたよ!」この衝撃の一言は忘れられない。正直なところ、高グレードを登るためにはシューズに頼るしかないし、ハイエンドモデルにあこがれを抱いていた。それくらい実力が不足していたし、安直だった。話が逸れたが、このシューズは一本ベルクロであるためめちゃくちゃ足入れが悪い。しかし足を入れてしまえば苦痛ではなく最高のフィット感が得られる。剛性があるため外に向いているかと思うが、インドアでも問題なく使用できる。今となってはVSRが出回っているが、僕は比較を行っていないため違いについては伏せておく。初めて初段を登った時や、5.12aを登った時はこのシューズに大いなる感謝をした。

 

硬さ ○○○○
広さ ○○○○
ヒールフック ○○○○
トウフック ○○○○
エッジング ○○○○
スメアリング ○○
足裏感覚 ○○

 

○3足目

PYTHON/La Sportiva EUR36/ ☆☆☆☆

柔らかいシューズに興味が湧いたため、部内で定評のあるパイソンを購入した。3足目からシューズを購入する際にピンポイントで、「このシューズが欲しい!」と考えるようになった。このシューズ、足に馴染むまでめちゃくちゃ辛い。しかし、馴染んで痛みが消えてきたころからこのシューズの真価が発揮される。インドアでは細かいホールドに乗れるし、ハリボテやボリュームのあるホールドに対してスメアリングも問題なくできる。外でも結晶以外に対してならオールマイティに対応できる。TNFC2017本戦D3準決勝をこのシューズで戦ったことは一生の思い出である。

 

硬さ ○○
広さ
ヒールフック ○○○○
トウフック ○○○○
エッジング ○○○
スメアリング ○○○○○
足裏感覚 ○○○○○

 

○4足目 INSTINCT VS 2代目

 

○5足目

MIURA/La Sportiva EUR38 ☆☆☆☆☆

外岩で見かけることが非常に多い一足だろう。スポートルートが多い今日で様々なクライミングシューズが開発され、発展し続けている中、発売から20年経っても第一線で活躍しているシューズである。それほどまでに信頼感をおけるシューズだ。何が良いかというとクセが無い、履きやすい、剛性がある、安心のヒールフック、エッジング・スメアリング共に期待できるなど多くある。他の意見もあるだろう。百聞は一見に如かず。とかく迷ったらコレだと推したい。 リソールで、ステルスONYXにしたが、フリクションは向上した。御岳で使用したところ、Vibram XS grip2のシューズより圧倒的に粘りがあった。

 

硬さ ○○○○
広さ ○○○
ヒールフック ○○○○
トウフック ○○
エッジング ○○○○
スメアリング ○○○
足裏感覚 ○○

 

○6足目

STIX/SCARPA EUR38? ☆☆☆

これは貰い物であるためサイズがよくわかっていない。伸びるのかも謎。ただ思い切りヒールフックをしない限りはバランスのとれたシューズだと思う。かかとが深くて僕の場合ヒールフックをすると脱げるため基本的にリードで使用していた。ダウントウ、ターンイン共に強烈で慣れるまでは痛いかもしれない。ただ、それ故のホールドに乗れている絶対的な安心感があるため満足のいく一足。ただ、かなり主観的だがスリッパタイプは嫌いなため、これに似た造りのFURIAの方が良いかもしれない。知らんけど。柔らかいからジムメインで使用していたが、外でも充分使える。掻き込みが必要な課題はコイツで解決できる。値段も他と比べて安いし、ダウントウのシューズがほしいと考えている方はSTIXを候補にあげてみては。

 

硬さ ○○
広さ ○○
ヒールフック
トウフック ○○○○
エッジング ○○○○
スメアリング ○○○○
足裏感覚 ○○○○

 

○7足目 PYTHON EUR37

 

○8足目

Acro ORANGE/BUTORA EUR39 ☆☆☆

関東の方に出かけた際にたまたまみつけた一足。興味本位で試し履きしてみたら自分の足形にぴったりであった。Acroはブルーもあるが、ブルーは狭い作りになっているため、女性はそっちの方がいいかも。形状がSOLUTION同様かぎづめ状になっているため、掻き込みは強い。ただ、ヒールが深く少し柔らかいため、思い切りヒールフックをしてしまうと潰れることもある。馬蹄形であるため、ダウントウでもスメアリングは効くため、ヒール以外は不自由なく使えるだろう。新潟県内には販売しているところがないため気になる人は僕のサイズを参考にしてみてください。

 

硬さ ○○○
広さ ○○○○○
ヒールフック ○○
トウフック ○○○○
エッジング ○○○
スメアリング ○○○
足裏感覚 ○○

 

 

○9足目

FUTURE/La Sportiva EUR38 ☆☆☆☆☆

他のシューズは初心者でも問題なく履けると言えるが、これに関しては初心者にはおすすめできない。というのも、土踏まずの所で急にダウントウしているし、そもそもノーエッジ自体エッジングを理解して使用しないと使いこなせないと思うからである。あくまでも個人の意見。ノーエッジは個人的にとても良いと思っていて、クライミングスタイルにおいてエッジングというよりは壁とホールドに擦り合わせてホールドに乗るという感覚でやっている人にはおすすめする。言葉ではうまく表現できないが、ノーエッジを嫌う人もいるのは確かである。ソールの外側は少し硬くなっていて、体重に負けない作りにはなっているため、細かいホールドにも乗れる。スメアリングに関してはノーエッジの真骨頂だと考えている。スメアリングする際に、シューズのインサイドでもアウトサイドでも滑る感じがしないためハリボテなどの乗り込みは非常にしやすい。あまり伸びないため攻めすぎたサイズは×。外岩でも充分に使える。

 

硬さ ○○
広さ ○○
ヒールフック ○○○○
トウフック ○○○○
エッジング ○○○
スメアリング ○○○○○
足裏感覚 ○○○○○

 

 

○10足目

INTI/TENAYA UK6/ ☆☆☆

一応初心者向けシューズという位置づけなのだろう。ある程度歴の長い人が履いても問題ないと考えている。というのも性能に非の打ち所がないため、ストレスなく履ける。トウフックがしにくいのではないかと思うが、シビアなフックでなければ問題なくできる。ヒールも特に問題ない。特出すべきなのはスメアリング力だと思う。ソールの関係上なのかわからないが、ハリボテに乗り込んでも全く滑る気がしない。フリクションのない少々つるつるとしたハリボテでも問題ない。今までスメアリングはパイソンだと思っていたが、ここにきて一転した。僕はこのシューズをマルチ用として購入したが、スポート用に切り替えても良いくらいだと思う。ただ履き心地が良いため、ロングルートを登る時がメインとなるだろう。初心者の2足目はダウントウやターンインのかかったシューズを買って違いと感じてほしいところであるが、3足目など、本気トライ用シューズの摩耗を防ぐための一足や、柔らかめでスメアリングなどがしやすい一足がほしいというときには最適だろう。

 

硬さ ○○
広さ ○○
ヒールフック ○○○
トウフック ○○
エッジング ○○○
スメアリング ○○○○○
足裏感覚 ○○○○

 

 

○11足目

Solution WOMAN/La Sportiva EUR38 ☆☆☆☆

解決くん。まだ数回しか履いていないが、その攻撃力の高さは評判通りである。特にダウントウは強めであるため、つま先の掻き込みの力に欠けている人、特に女性にはその力を補助してくれるだろう。「靴に登らせてもらっている」ということをよく耳にするが、僕は決して悪いことだとは思っていない。裸足でボルダーの8cを登る人だっているのだから、もはやみんな靴に登らせてもらっている。話は反れたが、攻撃的なスタイルに加えてヒールの作りが硬いのも特徴の一つであろう。ヒールフックをしたときに、かかっている感覚がなくなるかもしれないがむしろそれが良くて、シビアなホールドにも痛みを感じることなく思い切りヒールフックをかけられるのが強みかと思う。ダウントウ、P3の性質上、スメアリングをする面積が少なくなるが、そこまで気にならない。

 

硬さ ○○○
広さ ○○○
ヒールフック ○○○○
トウフック ○○○○
エッジング ○○○○○
スメアリング ○○○○
足裏感覚 ○○○

 

 

○12足目

Force/SCARPA EUR38/ ☆☆

THE初心者向けシューズ。FUTUREに穴があいてきたし、何なら広がってきて集中的に使うのが嫌だったため、前から初心者向けのシューズがほしかったし、ショップへ行ったらちょうど攻めたサイズが売っていて、尚且つ型落ちカラーであるため安売りしてくれるということであったため即買いした。足にはすぐなじんですぐ履きやすくなる。クセがないため色々できる。ただトウフックは有り得ないくらい悪い。トウフックする課題があるならハイエンドモデルのシューズを使った方が良いかも。トレーニング用として買ったため少々攻めたサイズで履く時は痛いが、快適なサイズで購入すれば苦ではないだろう。もう少し柔らかいと面白いかもしれない。

 

硬さ ○○○
広さ ○○○
ヒールフック ○○○
トウフック
エッジング ○○○
スメアリング ○○○
足裏感覚 ○○

 

 

〇13足目

DRAGON/5.10 US8 ☆☆☆☆

いわゆる川ボルのために購入した一足。きっかけは御岳に行ったときにステルスONYXを張ったミウラーが、フューチュラより圧倒的に滑らなかったためステルスのシューズがほしいと思ったため。チーム5.10やチームVXi、ブラックウィングなど5.10の代表するハイエンドモデルは足形が合わないため(ハイアングルはなんとか入る)ずっと避けてきたが、レースアップシューズなら入るのではないかと考え試し履きしたら見事に入った。レースのおかげか簡単に足を入れることができるし苦痛ではないから5.10のシューズが履けない人でもおすすめかも。ヒールが良くないという評判を耳にするが、大きく悪いわけでは無い。いままでスポルティバのシューズを多く履いてきた私だが、確かにスポルティバに勝る感じは無いが、かといって酷評するほどでもない。トウフックはレースがあるためそれほど良くはない。ステルスHfであるが、細かいホールドにもしっかり乗れるし、粘りがあってはじかれる感じは無いし問題点はほとんどない。リードで使用するのが良いのかも??廃番決定してしまったが、もう一足ほしくなるほど性能は抜群だと感じた。ちなみにこれは私から私への2017年のクリスマスプレゼントである。最後になるが、ドラゴンが履けたときにチーファイも履いてみようとしたが、履けるものの足がすこぶる痛いし、VXiは問題外であったためやはり5.10のシューズは疎遠になるであろう(笑)

 

硬さ ○○
広さ ○○
ヒールフック ○○
トウフック ○〇
エッジング ○○○〇
スメアリング ○○○〇〇
足裏感覚 ○○〇〇〇

投稿者:TN

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