さて今回は不朽の名作と言われる
ミウラー
について語ろうと思う。
最近は暑くなってきて岩のシーズンでは無くなってきたが、あえて岩に持ってこいのシューズを綴っていくスタイルだ。
特徴①
このシューズの特出すべき点はレースアップという拘束力から繰り出される
ヒールフックの安定さ
である。
シビアなホールドこそかかる。
かかって尚外れない、脱げない。
これほどまで安定したヒールフックをこなせるシューズは無いと考えている。
僕の本気シューズのフューチュラでさえも凌ぐ性能である。
ウィメンズとの違い
ウィメンズの方を履いたことが無いが、vibram XS edgeとXS grip2の違いを考えると僕はウィメンズの方が好みな気がする。
なぜならgrip2の方が粘り強くホールドに残ってくれるし、edgeの方は硬過ぎて足からの情報が乏しいと考えるからである。
これはあくまでも僕の体型(170cm、60kg)を基に考えていて、僕のクライミングスタイルに合っているためである。
これはつま先でも踵部分でも同様に言えることだろう。
と言ってもedgeの恩恵は、花崗岩における結晶に乗り込む際に明らかに受けるだろう。
硬い方が寿命も長いのではないか。分からんけど。
リソール
そして僕は一度ミウラーをリソールにだして、edgeから
stealth onyx
に変更した。なぜか。
特に理由は無いのだが、それまでFive tenのシューズを履いたことが無かったため、ステルスソールにあこがれを抱いていたためである。
しかし、これが功を奏して、edgeのような
ソールのハードさ
を残して
フリクションが大幅に上昇
したのである。
特に河原のボルダーにおけるフリクション上昇が感じられ、御岳においてVibramのシューズより圧倒的に信頼できた。
みなさんもミウラーにオニキスを貼ってみてはいかがでしょうか。(今できるか知らないけど)
特徴②
また、ダウントウが施されていないモデルにも関わらず、
細かいホールドを捉えたときに踏み抜く心配が無い所も
ミウラーの強みである。
つま先にターンインが組み込まれているために親指への力が増強して、華麗な足さばきができる。
そして、つま先がシャープであることから、ポケットまではいかない小さなくぼみのホールドでも拾いやすいのである。
ミウラーは言ってしまえば他のシューズより外見の特徴は少なく
”普通のシューズ”感
が強いのであるが、ヒールといい、つま先といい
様々なフットワークを及第点以上叩き出してくれる最高のシューズである。
今となっては部員で履いている人が少なくなってきてしまっているが、僕は岩には断然ミウラーを推していきたい。ボルダーでもリードでもぜひ履いてほしい一足である。
REBOOTモデルを履いたことは無いのだが、もちろんこれらの性能は引き継いで、さらにレベルアップしたシューズになっていると思われる。お金に余裕ができたらぜひ購入したい。
買うならWMSの方だけどね。
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[…] その辺は以前の記事を見て頂こう。 […]