うーん
ここまで5つのシューズについて色々書いてきて思ったが、
そろそろ書くネタが尽きている。
「お前もっと何種類ものシューズ履いてきているだろ」
いや、そうなんだけど。
何が言いたいかというと、
僕が色々語れるまで履きこなしたシューズはせいぜいこの程度だということだ。
いやでも色々書けるシューズはまだある。
そう考えるとクライミングを初めて5年が経った今(2019年8月現在)、履きこなした割合としては1.4足/年 くらいだろう。
中にはリピートしているものもあるため数で言ったら、1.6足/年 程度か。
新しいもの好きの性分であるため多くのシューズを購入しているが、結局は自分の求めている性能が特出しているシューズを履くのだろう。
それが僕にとってはFUTURAだ。
ということで
今回は5.10社のDRAGONについて書いていく。(FUTURAはまた後で)
5.10
さてこのメーカーのシューズを選ぶ際に、いわゆるアジア人型の足をしている人は1回でも思うことがあるだろう。
それは、
「5.10のシューズ、足幅せまくね?」
である。
僕もその一人であり、部内にも多くいる。
そんな中でも、
川ボルに対応すべくステルスソールのシューズが欲しい
と思い始めてどのシューズなら履けるのかと考え始めた。
とりあえず圧倒的に幅の狭いチーム5.10は除外された(後に購入しているが)。
そして、
ハイアングル
ドラゴン
ブラックウイング
の3択となった。
ドラゴンへの決定打は単純に僕がレースアップシューズ好きであるためである。
あと、つま先の掻き込み力が強いためである。
やはり予想通りで、レースアップ特有の
○ある程度の足型に対応できる適応力
○足の入れやすさ
○拘束力
が抜群に良くファーストインパクトは好感触だった。
性能(つま先・エッジング)
シューズの形からこれらの性能が特出して良いことは一目瞭然だろう。
インドアのホールドであれば適当に足を置きに行ってもピタッ!と止まる。
遠い一手を出そうとしてもギリギリの所まで足を残してくれる。
↑個人的に結構重要なポイント
シューズの形と一口に言っているが、ダウントウ、ターンインが非常に攻撃的なのである。特にターンインが強くシューズがねじれているように思える。
多くのシューズは壁に立てかけておいても倒れないが、ドラゴンだけはこの形故に自立することができない。
これを発見したときは、このハイエンドな性能に納得した。
話が脱線したが、つま先に自信が無い方は是非履いてほしい所存である。
と言いたいところだが、廃盤になってしまっているため在庫を漁ってほしい。
UNPARALLELに類似したシューズが存在しているが、見たところ若干形が違う気がした。ドラゴン特有のねじれターンインが弱い気がするのだ。
実際に履いて登っていないから断定できないが、類似シューズはストレート感が増しているように思えた。
やはり最近流行りの足の痛くない作りをしているのだろうか。
ぶっちゃけ僕はドラゴンは全く痛くないと思う。これもレースの強みだ。
追記:
UPの類似シューズを実際に見たが、シューズの先端の丸みが強烈であった。
ドラゴンはやはり足の親指でホールドを捉えるのに対して、親指~中指にかけてホールドを捉える感じがした。
正直これだと細かいホールドを拾えない気がする。よくわからんけど。
性能②(フック系)
おおよそ予想のつく方もいるだろうが、トウフックに関してはあまり期待できない。
と言っても全然できないわけでは無い。1本ベルクロのハイエンドモデルと比較すると性能は劣るということだ。
「まぁ、レースだしこんなもんだよな」
程度にはできる。
ヒールフックに関しては僕は過小評価していたが、思ったよりかかってくれる。
御岳の「モンキーポッケ」を登る際、ヒールが肝心になってくるのだが、フューチュラでは思うように架からず外れることが多かった。
その時にダメ元でドラゴンに変更して試したところ、全くと言っていいほどヒールフックが外れなかったのだ。
ファイブテンのシューズを履いた時、
ヒールカップが余るというか空間があるというか、とにかく違和感があった。
しかし、
この空間を潰すようにしてヒールフックをすると、
驚くことに岩とうまくグリップして最高のフリクションを生んでいることに気が付いた。
よって、表面がツルツルしているボルダーにはドラゴンを起用すると良いと思う。
総合評価
ドラゴンは岩で使うには結構最適なシューズだと考える。
結晶のような極小ホールドに乗るには適していないかもしれないが、その他はどれをとっても期待値、もしくはそれ以上のパフォーマンスを発揮してくれる。
ただし、スポルティバのシューズと比較するとつま先が丸まっているため、ポケットホールドを踏むのには難がある。
僕は結構スポルティバのシューズを履いてきているから、ファイブテンのシューズをうまく使いこなせていないだけかもしれない。
そんなことより、
僕にとってこのシューズは岩に行くには必ず持っていきたいラインナップの1つである。
時折スリングの部分が邪魔になるけどね。
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