谷川岳・赤城山ハイキング【2018.5.19-20】

(A)活動概要

所在地 群馬県利根郡みなかみ町/前橋市
目的 新入生と山に遊びに行く!
内容 ハイキング

(B)活動概要

メンバー 役職
CL・記録・食担 MT SL・車 NT 装備 HN 車 SK 待機 FY
役職以外
ES OH TM
装備 共装
テント 2、ガス缶 2、ガスヘッド、ガスコンロ・ボンベ、コッヘル、鍋、お玉、しゃもじ、ツェルト 2、FA、銀マット 8
個装
ザック、山靴、山靴下、雨具、防寒着、地形図、コンパス、行動食、水、ヘッドライト、ロール、ライター、保険証、帽子、日焼け止め、タオル、お風呂セット、食器、財布、シュラフ
服装 長袖長ズボン。フリース。夜はダウン必須の寒さ
天気 1 日目谷川霧雨、赤城晴れ。2 日目赤城曇り
気温 谷川 10℃ 前後。赤城夜 2℃、日中 15℃ 前後
行程 前日談
5/14(月)
いざ計画書を UPしようとすると、1年女子から親知らずが痛いとかどうとかで参加できなくなったと連絡が。メンバーは既に 1 年をひとり切って 9 人の予定だったがこの時点で 8 人に。5/16(水)
メンバー全員で山朝練に行った。ハイキングということで事前練は 1 回にした。ESはこの前より体力がついたように見える。OHはあの稲島コースがちょっと楽しかったらしい。つまらなかったって言って良いんだよ?HYには本番で先頭を歩いてもらいたかったので、1 年生のペースを意識して歩くよう言っておいた。5/18(金)
天気予報によると、18 日深夜から 19 日未明にかけ寒冷前線が日本列島を通過するようだ。天気図見た感じ、18 日は午前中に多少雨が降っても中止にするほど悪化することは無いだろう。なんなら午後にはだんだん晴れそうだし、19 日の天気も心配なさそうなので、谷川・赤城に行くことに決める。5/19(土)活動 1 日目
0100 課題やらなんやらでせっかく起きているので、部室に行って装備を出しておく。テントの間違いとかがあると面倒なのでね。この時かなり天気があれていて傘が死んだ。まあ朝には風も収まるだろう。部室に着くと、案の定銀マが残り少なかった。ラフト組かクライミング組に持っていかれたかと思ったが、どうやら単純に数が少なかったらしい。新歓キャンプのせいだったのかな?泊まりの活動が 3 つもあるのだから、捨てたならちゃんと補充しておいてくれないと困る(切実)。ちなみにしゃもじはSさんのやつしかなかったので個装で。
0431 HYから「今起きてますか…?」と LINE が来た。今朝になって突然親知らずが痛み出し、活動に行けないとのこと。残念、お大事に。最近親知らず流行ってんの?

0730 ということで 7 人で部室集合。共装は出してあるので、装備のHNには 1 年生の個装を確認してもらった。ちゃんと 1 年の装備を手配してくれたので助かった。
0800 原信。行動食・飲み物を購入。1 年生にかりんとうをゴリ押ししておいた。伝統だから
0815 原信発。7 人なのでNTさんカーは 3 乗り。この前の「サイコロの旅」の動画は何度見ても面白い。Oさんの「あっつっっ!」は必見。早く帰ってこないかな。ちなみにここまでの道中、頭上にはどんよりとした厚い雲が。天気図を見ると、前線の通過が予報よりも遅れ気味のようだ。アア、オワッタ…!数々の活動を潰してきた雨男である(とされる)MTは、NTさんの「まあ、ここ新潟だから!」の一言で精神の安定を保つ。
0952 セブンイレブン小千谷大橋店にて 10 分程休憩。
1020 越後川口 IC。ここから高速に乗る。TMは今回行く山について少し調べてきたようだ。将来有望期待の新人ですね。
1113 水上 IC。NTさんカー1300 円、SK カー1600 円。トンネルを抜けるとそこは快晴だった。さすが群馬、新潟とはちがうぜ!と思いきややっぱり谷川方面は曇っている。「まあ、ほぼ新潟だから!(涙)」
1135 谷川岳ベースプラザ。入場するとき駐車料金 500 円とられた。ここのエレベーターはすぐに閉まりやすくて、うっかりOHを一人閉め出してしまった。ごめんね。
1207 いざ出発しようとするといつの間にか外は霧雨である。うえー。ひとまず屋内に戻る。NTさんがロープウェイの受付的なおばさんに天気の状況を聞いてみてくれたが、自分が調べた情報とほぼ同じことを言っていた。つまり予報は晴れだが実際悪天です。残念でした。霧雨は強まりはしないが完全に止むこともなさそうだ。やや風もあるが中止にするほどでは無い。ただ楽しめるかはまた別。うむむ…
1220 結局レインウェアを着てもらい出発。折角ここまで来たのだから一ノ倉沢をのぞきに行きたかったというのもあった。状況整理と判断に 4-5 分、準備に 8 分といったところ。まだまだです。時間が押しているため、行程をカットし幽ノ沢までの予定を一ノ倉沢までに変更。
1224 遊歩道の入口に「全面通行止」だの「立ち入り禁止」といった看板がこれでもかと立てられていた。下調べはしたつもりだったが全く知らなかったので、これにはちょっと狼狽した。結局のところ、シーズン前だから通るなら自己責任でお願いします、ということらしい。今日の道はずっとアスファルトで傾斜も緩いので楽。木々のおかげで霧雨もさほど気にならない。
ほどなくして日本三大急登の 1 つである西黒尾根の登山口を通過したが、わくわくしていたのは自分だけだった。
1252 マチガ沢出合。やはりガスで展望悪し。ちょっと休憩をとる。SKが沢に落ちている石を拾って嬉しそうにしていた。けっこう風化していて微妙とか言いつつも夢中になって石を探しているので、邪魔するのもかわいそうだしここに置いていくことにした。メンバーは 6 人になった。まあ数分したら追いついてきたけどね。
1320 一ノ倉沢出合。ここは谷川岳の代表的景観が楽しめる景勝地であるが、それは晴れていればの話。今日はこれを見に来たようなものだったのだが、ガスっていて上部は見えなかった。とはいえあの一ノ倉沢である。すごく迫力のある画だった。いつかあの壁に挑む日は来るのだろうか…。自分は見られて嬉しかったが、他の人が楽しんでくれたかはちょっと考えたくない。また晴れているときに来よう。ひとりで。ちなみにトイレあり、募金 100 円。夏はここまでバスが通るので広い駐車場もあった。
1335 休憩をして引き返す。風のせいでそこそこ寒い。行きは黙々と歩く時間が長かったが、帰りは皆けっこうしゃべっていた。他のパーティーもちらほらすれ違う。明日あたりどっかの壁登るのかな。
1424 谷川岳ベースプラザ着。けっきょく天気は終始霧雨であった。1 日目は 1 年生に山装備に慣れてもらいたかったのだが、それにしたって流石に楽しみがなさすぎただろう。完全に修行になってしまい申し訳ない。
1450 装備を脱いだり休憩したりしてから風呂へ出発。
1510 ハイというわけでね~、今日はコチラ 「鈴森の湯」にお邪魔していきたいとね!思いま~す!w 大人は 750 円ですが、2 時間までしか入れないのでね!ご注意下さいね~
1700 SK、NSさんを真似て店の前の蛙の置物に乗る。たいそう御満悦の様子で御座いました。この後の買い出しのため、みんな大好きサンモールへ。

1730 サンモール発。と思いきや SK カーは隣の店で生どら焼きを購入。どうやら 4 人全員買ったのかな?あれ美味しいけど意外と高いよね。
1733 気を取り直して出発、赤城山へ向かう。出発して 5 分もしないうちに晴れる。しかし振り返ると、やはり谷川上空は分厚い雲。なんてこったい。今日赤城に行っておけば良かった…。
1750 月夜野あたりのファミマでガスボンベを購入。完全に買うの忘れてた
1850 NTさんの「あ!鹿だ!」の声で起きる。見ると車の前に小さい鹿が。かわいかった。というかいつから俺は寝ていたのだ。3 年にもなってごめんなさいいい
1900 県立赤城公園キャンプ場。なんとここは県立なのでキャンプ場でありながら無料なのである!炊事場トイレ駐車場あり、焚火も出来る。テントを立てるなら湖畔か林のなかなのだが、いいところはだいたい埋まってしまっていた。仕方ないので平らだが砂利気味の所に幕営する。暗くなってしまい、しかもかなりの寒さだったのでテント講習は無し。一応あらかじめ夜は寒いと伝えておいたが、ESは上着が無いのかかなり寒そうな格好をしていた。まあ飯食えば暖まるだろう。
今夜はカレーです。HNはニンジン大嫌いらしい。小学生かよ。今度いっぱいよそってやろう(小学生)。カレーにトマト缶入れたらとても美味しかった。米炊きも成功!みんなちゃんと食べていて体調悪そうな人はいなかった。自分は腹七分目で逃げ切りに成功。
あまりにも眠すぎて歯磨きとかFさんへの連絡とか、何にもしないうちに寝てしまいそうだったのでモンスターを飲んだ。そしたらみんなからめっちゃ突っ込まれた。でも眠すぎて何も弁解できなかった(IQ30)。日本語が話せない。さらにスミノフも飲んだけど眠すぎて酔わなかった。そのくらい眠かった。
2150 消灯。外は快晴で星空がすごくきれいだった。明日の天気は期待できそうかな

 

5/20(日)
0630 起床。ダウンとかちゃんとしたシュラフが無い人は夜寒かったかも。夜中は走り屋がかなりうるさかったらしい。確かにそれで一回起きた気がする。OHは全く気が付かなかったようだが、それだけ快眠できたなら良かった。空は少し雲はあるものの晴れていて、気温も過ごしやすいくらいだった。
朝食はカレーうどん。カレーがちゃんと汁っぽくて、うどんを入れてもいつもみたくねちょねちょしてなくて美味しい。今回のカレーは総じてポイント高め!今日もみんなちゃんと食べていて、残飯処理は楽だった。
0800 ごちそうさま。片付けして撤収。目標は 0830 だけど厳しいかな~?
0830 キャンプ場出発。ちゃんと時間通り。ヤッタネ!なんかだんだん雲が厚くなってきた。
0840 小沼駐車場着。バイオトイレ、自販機あり。キャパは 60 台+バス専用スペース。
0850 出発。うわあ完全に曇りになった。まあ仕方ないか。駐車場から道路を渡ると登山口が
あるのだが、小沼に降りる道もある。HNはここの読図で苦戦。
0925 あっという間に長七郎山の開けた頂上に到着。自分で計画しておいてなんだが早すぎ。あとは下って森を歩くだけである。ここまでの細かい分岐は看板もあるので迷わない。歩きやすく傾斜も緩い。肝心の景色はというと、目線より上は分厚い雲、下は関東平野が見渡せるというなんとも微妙な感じであった。がっかり。でもここまでほとんど足で登っていないにわりに、相当景色は良い(晴れれば)
0931 写真を撮って出発。TMがYDのモノマネしてて面白かった。今度は西側の斜面を下ってゆく。道は開けていて若干のガレ場。その後の分岐は南へ曲がり、オトギノ森へ向かう。紫の花が咲いている木が多くきれいだったが、それ以外に特筆すべきことはなかった。道は砂利か土で明瞭。先頭と後ろの距離が開いてしまうシーンが何度か見受けられた。何も言わなかったけど、後ろにも気を配りながら歩けるといいね
1008 オトギノ森。一帯は笹藪とミズナラの天然林で、晴れていれば気持ちよく歩けただろう。幻想的な森だと聞いていたのだが、やっぱり曇りだとテンション上がらないよね。南には小沼から流れる粕川の谷が少し見える。でもこの天気でわざわざ来るほどではなかったか。
1020 出発。小沼へ引き返す。夏場は笹藪が生い茂って藪漕ぎになるのではないか、という感字の道。地形が面白いが、横の崖/斜面に落ちないように注意。

1043 さっき通った長七郎山との分岐。ちょっと登ったので少しだけ休憩。
1047 小沼。折角なので湖畔まで降りる。ここは昔、麓の赤堀道元という長者の娘が入水し、龍神に変わり沼の主になったという悲しい伝説があるらしい。そんなところなのに水切りして遊んでしまいましたごめんなさい。
1100 小沼駐車場着。行動時間 2 時間。あっけないものだ。1 年生あんまり疲れてなさそう。風呂に行きたい人は少数派だったのでどこか飯屋を探すことに。
1120 駐車場発。頭文字 D で有名な山道をガンガン下る。スマホみてたら普通に酔った。とりあえずどこかのコンビニに行こうという話だったのだが、どういうわけかNTさんカーと SK カーは別々の道から山を下りたようで、合流するのがとても面倒くさくなってしまった。その辺ちゃんと指示できなくてごめんなさい。SK のナビが帰り道と逆方向を示しているのに気付けなかった私のミス。ちなみに山下りたら晴れてた。
1230 ファミリーマート渋川上白井店で合流。NTさん無駄に走らせてしまいすみません。
1310 焼肉べんけい着。そば屋みたいな店構えの焼肉屋で、味はまあ普通。この時間だからか、店はかなり空いていた。HNが焼肉食べたかったらしいので焼肉大臣に任命(曰く、新歓キャンプは焼肉とは「違う」)。適当に頼んで皆でわけるスタイル。ビビンバが美味しそうだった。割り勘でひとり千円そこそこ。NTさんが多めに払ってくれた。ありがとうございます!14 時すぎに出発。
1410 セブンイレブン月夜野下津店。アイスを購入。NTさんカーはわざわざ大とろ牛乳を食べに行ったらしい。
1430 水上 IC。あろう事か谷川岳上空には雲一つない青空が広がっていた。今日行きたかった…!精神的ダメージがでかすぎる
1528 越後川口 IC。SK カー1600 円
1737 ガソリン入れて部室。最近ガソリン高いよね。

成果 紙一重で活動を潰さずに済んだ。

(C)活動評価及び補足

●活動に伴う費用
共装費 3000円
その他(共装費内訳)
●活動付近の情報
風呂場 鈴森の湯( suzumorinoyu.com ) 利根郡みなかみまち阿能川 1009-2
トイレ 谷川岳ベースプラザ、一ノ倉沢出合、キャンプ場、小沼駐車場
テン場 県立赤城公園キャンプ場
駐車場 谷川岳ベースプラザ立体駐車場(一台 500 円)、小沼駐車場
飯屋 焼肉べんけい 利根郡みなかみ町政所 1067
スーパー サンモール水上店 利根郡みなかみ町湯原 1680-15
電波(キャリア) 谷川は弱。その他基本良好(docomo)
●その他の追加情報
部会で話に出したが、この時期は 1 年生のレスキュー費用保険加入が間に合わないため個別に対応する必要がある。モンベルの山行保険に加入してもらうということで落ち着いたが、フリークライミングはともかく、一般登山は救助費用補償の対象外なので当該保険に入る意味が変わってくる。新歓活動時の対応についても同様であり、保険についてはまだ議論の余地がある。
さらにいえば、現在部員が一律で加入している保険では、何らかの損害賠償責任が生じた場合の補償が効かない。例えば部員や部外者の誰かにケガや障害を負わせてしまった場合、損害賠償を請求されれば数十万~数億という額を自費で負担しなければならなくなる可能性がある。現状に胡座をかかず、もう少し保険に関して突っ込んだ議論をした方がいいと考える。
●感想
今回の活動も天候に恵まれなかった。1 日目に赤城、2 日目に谷川であれば良かったのだが、安易な計画の変更は出来なかった。山では臨機応変な対応が求められるのであれば、天気によって柔軟に計画を変更するのも認められるべきではと思ったが、今の部ではまず認められないだろう。BU を選択しなかった自分の落ち度でもある。晴れていれば初心者が十分楽しめるコースだと思うが、結果的にはただの自己満足に終わってしまった。1 年生が(社交辞令で)楽しかったといってくれたことだけが救い。自分としては前から行きたかったところに行けたし、CL としての経験も積めた(失敗も含め)ので実りはあったのだが。今回はコースが優しかったのもあるだろうが、読図・現在位置の把握も以前より正確に出来るようになった気がする。多少は視野が広がったか。
これまで数年間活動してきて(特に昨年越後駒に行って)思ったが、うちの部にはこれから登山を始めたい 1 年生の受け皿となるような活動が少ない。ML を回すと毎回何人も返信が来るのに、続けるのはほんの一握りだ。無理に難易度の高い活動に連れて行った結果つらい思いをさせたり、年に数回も活動に連れて行けなかったり、本人のやる気以外の問題もあるのだろう。私は実力もないし部ではもう『下り坂』の人間だが、残りの時間で出来るだけ現2年生についていける1年生を育てられたらな、とかちょっと思う。外岩とか沢にも行きたいし勉強もあるし、どうなるか分からんけど。車出せる人とかは協力してくれると嬉しいです。
まあ何にせよ今回の活動を無事に終えられて良かったです。NTさん、SK車出しありがとうございました。F さんHN 1 年生その他関係各位にも感謝。来た人も来られなかった人もまた山行きましょう。

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