君たちはどう生きるか【鈴木読書】

      2018/04/15

【君たちはどう生きるか】
原作:吉野源三郎、漫画:羽賀翔一
2017、マガジンハウス

今週は探検とは一見遠くに見える本を紹介する。
2017年に新装版で発売された一冊。
帯には、「池上彰氏が心から感動し、人生を決めた一冊」とある。
「人間とは何か、世の中とは何か」を主人公であるコペル君、おじさんと学ぶことが出来る。
そして「君たちはどう生きるか」と問いかけてくる一冊である。
同時に、これから社会に出る大学生の私たちにも強烈なメッセージが込められている。

「人間分子 網目の法則」と名付けて、自分で法則を見つけ出したコペルくん。

ここで凄いのは、「生産関係」という経済学上の言葉を知らないうちに、自ら法則を発見したという点である。ここに、パイオニアとしての萌芽をコペルくんに見ることが出来る。

それが、個人的には本当に凄いことだと思いつつ、子どもの純粋な好奇心・探究心から生まれた言葉を大きく受けとめて伸ばす大人になりたいと感じた。

 

最後、コペルくんと仲間たちに訪れる大きな出来事は、本当に本当に衝撃的なことだと思う。こうやって人と人はつながっていくし、こうやって世界は続いていくんだなと思えた。

漫画版を読んだ人は是非小説にも手を伸ばして欲しいと思う。
友達のお姉ちゃんを交えたエピソードなど、漫画版では惜しくもカットされたストーリーも必見だと思う。

パイオニアワークを生業とする探検部にもつながる一冊。

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