さて、このシューズだが、
僕を成長させてくれたシューズ
この一言に尽きるだろう。それくらい世話になったシューズで、一時期はこれ一足で全てを賄っていた。それ故に一足目は短期間でお陀仏になった。
何が良いのかって、欠点が圧倒的に少ないところである。
でもXS EDGEソールが滑りやすいのは事実なのですけどね。
そのソールを活かした点としては点で乗ることに非常に長けていることだろう。
特に質量の多いクライマーにとってはありがたい一品だと考える。実際、花崗岩の結晶に乗る時に点で捉える時には、シューズのソールが踏み負けることなく安心することができる。
また、僕からしたら圧倒的にフィット感が強く、
履きならすと自分の思い通りのフットワークをすることができる。
これは完全に足型が合っているためであろう。
他のハイエンドモデルのシューズはどこか細目に作られていたり、踵が浅かったり深かったりしているため、何かしらのストレスは感じていた。
しかし、このシューズは幅が広く、甲の高めの僕からすると最高のフィット感が得られた。ただし、シューズを履くまでの苦痛はある。足入れは結構よろしくない。
そんなのミウラーでいいじゃん!
お前もミウラー推しだろ!という声が上がりそうだが、僕からしたらミウラーは細くて若干痛いのである(笑)
ミウラーと比較するとコイツは幅が広いため、ポケットホールドに捻じ込むのは適していないかもしれない。実際にそんなことは感じた事はないけど。
また、ソリューションと比較すると、ヒールはコイツの方が良いが、つま先の掻き込み力に関しては劣るだろう。ただそれでも及第点以上のパフォーマンスをしてくれる。
そしたら次はハイアングルと比較するとどうだろうか。
正直両シューズとも性能は及第点、もしくはそれ以上の潜在能力がある。
何よりもシューズの作りが違うし、ステルスとビブラムでソールの種類も圧倒的に異なるため、何がどうとはっきり言えないのが正直なところ。
比較するのであればそれぞれの利点を洗いざらいだして、どっちの方が好みかを決めるべきだろう。ただ、ハイアングルの方がソールの粘りがあってインドアでも活躍する場面が多い。そういう用途で使いたい人には不向きかもしれない。
色々書いてきたが、僕はこのシューズはフィット感から生まれるフットワークのし易さが利点かと考える。
今日ではこういったハイエンドモデルはどの会社からもリリースされていて、scarpaからは似たようなシューズが多く出ている。
それぞれに細かい違いがあるから購入する際はよく見極めましょうね。
僕はVSとVSRとVSWMSの違いははっきり言えないけどね。
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