蘇洞門DWS【2023.7.1-2】

共同装備4人用テント * 2、フィックスロープ
個人装備クライミングシューズ、チョーク、水着、ライフジャケット、防水バッグ、アプローチシューズ(マリンシューズ)、防水スマホケース
服装アプローチ:半袖、半ズボン(長ズボン) クライミング:水着
天気曇りのち晴れ
気温24~31℃

7 月 1 日(土)
本命の佐渡は天気が微妙なので BU の蘇洞門に行くことになった。また、行動時間の確保とドライ
バーの負担軽減のため今日の午前から出発し、蘇洞門周辺でテン泊することにした。
(名原と心海ちゃんは諸事情により欠席。6 人での活動となった。)

9:00 熊太郎アパートの駐車場集合
佐々木くんの車にみんなの荷物を積み込む。新潟はしっかり雨が降っているが明日の福井は晴れるらしい。この時期はまだ海水が冷たいのでできる限り盛大に晴れてほしい。そして今回は届いたばかりの sup を使うのがすごく楽しみ。せっかく苦労して持っていっても波が高いと出来なそうなので海天気もしっかり見て行きたい。

10:00 駐車場発
助手席ははらちゃんで出発!蘇洞門の駐車場である「エンゼルライン山頂駐車場」までは下道で10 時間ほどかかる。今日は休憩をはさみながらゆっくりドライブの旅になりそう。
ところではらちゃんは泳ぐのが苦手らしいのでどの程度泳げないのか聞いてみた。本人曰く最高距離でも 20mしか泳げないらしい…クラス最下位級の水泳レベルにギャップを感じた。彼は水泳の事前練を 5 回以上した方が良かったかもしれない。

14:00 台湾料理 福泰源
ちょうどよい場所にあって、安くて満腹になれそうな料理屋を熊が見つけてくれた。店の見た目は厳かだけど 750 円で定食を食べられるいいお店だった。
ここで佐々木くんの謎提案によりじゃん勝ち 2 人がビール飲み、じゃん負け 2 人がおごりのじゃんけんをすることに。二人の飲酒によりその後の車内が爆裂に盛り上がるということは無かったがこれはこれでゆる旅感があってよかった。
就寝時間を考えるとこのままでは到着が遅くなるだろうということで上市スマート IC から高速に乗ることにした。

16:45 小矢部川 SA で休憩

19:00 杉津 PA で休憩
割と大きめの SA で色々なお土産が売っている。ここでも佐々木くんの謎提案によりじゃんけんで勝った人が選んだアヒージョをみんなで食べることになった。このお土産コーナーにあったアヒージョが珍しく、クジラの舌、タラの舌などがあった。じゃんけんは私が勝利したのでせっかくだからクジラの舌を選んでみた。味はクジラ感はそれほどなく牛肉の赤身を食べているような感じだった。みんなニンニクパワーでいい感じに目が覚めた!

19:15 敦賀 IC(高速料金 3490 円)

19:30 敦賀きらめき温泉 リラ・ポート
リゾート感が強い温泉施設でプールもあった。漫画も大量にあって最高!2,3 時間居座りたい気持ちだが明日のことを考えてささっと撤退した。

21:15 ラーメン岩本屋

23:20 就寝
テントを立てて寝る準備をする。駐車場近くにトイレがあるのは嬉しいがあまりきれいではなく虫がたくさんいる。大きめのヤモリが出てめっちゃ叫んだ。
非常に蒸し暑くてほぼ寝れなかった。

7 月 2 日(日)
?:??
隣のテント(熊、原ちゃん、マム太郎)から爆音のいびきが聞こえる。絶対に熊太郎だと思ったけど 2 年二人はいびきに気が付かなかったらしい。寝つきが良すぎてうらやましい。

6:50 起床
7:00 起床のはずだったのに熊太郎のスマホから警報音のようなうるさすぎるアラームが鳴って全員目覚めた。まじで地震かミサイルだと思ったのでやめてほしい。

7:30 若狭総合公園発

8:20 エンゼルライン山頂駐車場着
山頂付近の駐車場は 3 つあり、一つ目の駐車場が一番蘇洞門に近い。トイレは 2 つ目の駐車場にある。このあたりの道は一方通行になっているので注意する。

8:25 一つ目の駐車場に駐車
各々自分の荷物を準備。sup をどうやって持っていくかが問題だったが何とか佐々木くんのザックに詰め込めそう。これから一時間以上登山なのに海なし県出身のようせいくんはシュノーケルの準備万端でわくわくだった。

8:50 アプローチ開始
コンクリートの道路を下り、最初のガードレールを過ぎると右手に「蘇洞門 入口」の看板がある。ここは過去の報告書によると「危ないから入ってはいけません!」の看板があった所だが今は正式な入口になっているっぽい。往復約 5時間の表記に絶望したが佐々木くんによると絶対にそんなにはかからず 1 時間ちょいでつくはずとのことだった。
この看板以降はしっかり登山が始まるので佐々木くんが先頭となり、地形図と照らし合わせながら進んだ。往路は急なくだりも多く、ひざと太ももがかなりやられた。なぜかサンダルでアプローチするという舐めた選択をした佐々木くんは前日の雨で盛大にぬかるんだ登山道で 2,3 回こけていた。
1 時間ちょっと進むと急にコンクリの階段が出現して登山の終わりが見えてきた。私はこの時点でだいぶ疲労困憊だったはずだが復路でさらに地獄を見たのでどれくらい疲れていたかあまり思い出せない。階段を下ると海と蘇洞門が見えてきた。登山で汗だくだくだったので一刻も早く海に飛び込みたい!

蘇洞門に下る階段はフナムシの量が尋常じゃなかった。人生で一番フナムシを見たかもしれない。人間が歩くとササササッと動く感じかほぼゴキブリでめちゃきもい。これは後日談ですが、最悪なことに私はザックにフナムシを入れて家に連れて帰ってしまった。荷解きをしているとき部屋にフナムシを解き放ってしまったときは気絶するかと思った。頑張ってお皿をかぶせて封印した後はしばらく触れなくて結局二日間フナムシと二人暮らしした。

10:15 蘇洞門到着
とりあえずみんな海に漬かりたくてひと泳ぎした。水温は冷たいが DWS をする分には問題なさそうだった。

11:30 クライミング開始
Baby-Chun 5.6 などでアップを済ませ、各々クライミングを開始する雰囲気になってきた。佐々木くんが写真を撮るために Spinach 5.9 を登り、棚の上にカムで支点を作って待機しててくれるようだ。ここらでだんだん登山客が増えてきて、クライミングをしている私たちが蘇洞門の景観を損ねていないか少し心配だった。しかし、物珍しさからか思いのほか声をかけてくださったり飛び込みを応援してくださったりした。(今回は特に注意やクレームを受けることは無かったが、トポにはクライミングに関して慎重な姿勢が得策だろうというような表記があるので状況をよく見て臨機応変に対応することも必要かもしれない。)
まずはようせいくんが Mr.Bird 5.10c を登った。佐々木くんが上から写真を撮ったのが大正解でまさに DWS!という感じのよい写真だった。

続いてマム太郎とはらちゃんが Spinach を登り、熊太郎も Mr.Bird を登った。最後に佐々木くんが棚から飛び降りたが、着水の衝撃で眼鏡の片方のつるが折れてスカウターになってしまった。しかしこんな時のために彼はスペア眼鏡を 2 個買っていたらしいので心配ない。

12:40 昼休憩
昼食をとったりシュノーケリングをしたり sup をしたりと各々自由に過ごした。

14:30 各々クライミング
この時点でやっと飛び込みの気持ちが出来た私は Spinach を登ることにした。棚までは問題なく進めたが全然飛び込める気がしない。とは言ってもクライムダウンも危なそうなのでしばらく棚の上にいようかという気分だった。実際 5 分くらいかかったが何とか飛び込むことが出来た。後輩たちはみんな潔く飛び込んでいるのが不思議だった。
そして、熊、マム太郎、原ちゃんは Sailing 5.10a に挑戦していた。こちらは飛び込みがかなり怖そうで 3 人とも入念に下地を確認していた。登るのも若干悪そうだった。

15:15 各々クライミング
佐々木くんとようせいくんが Yes We Can! 5.12a にトライ。トポには「蘇洞門の掘り出し物」とあるように見た目から非常にかっこいい課題。4 年前の佐々木くんがその危険度から「絶対にやらん!」と報告書に書いていたのですが、こうして今挑戦しているのはなんだか感慨深いなあと思いました。二人とも果敢にトライしていたが結局ムーブが見つけられず完登とはならなかったようだ。
※補足 佐々木くんがトライ中に初登時には使われていたらしいガバが 2つ壊れてしまった。これによってだいぶ難しくなっただろうとのことでした。
ようせいくんが締めの Sailing をやってクライミングは終了した。

15:40 蘇洞門一周航海
せっかくなので sup で蘇洞門の周りを一周してみた。

16:55 撤退
エンゼルラインの入り口ゲートは 19:00 に閉まっていしまうので余裕を持って撤退する。とは言っ
ても復路に 2 時間かかってしまったら間に合わないのでちょい急ぎめで行く。

18:35 駐車場着
辛すぎてほとんど帰りの記憶がない。アプローチの辛さで言うと瑞牆の Joyful moment には及ばなかったが歴代 2番目にランクインするほどだった。車に戻ってからは、一番後ろの席で夕食までほぼ意識を失っていた。

18:39 駐車場発

19:20 はまがわ
刺身定食や海鮮丼を食べた。福井の魚介は美味しかった。

20:30 濱の湯

22:25 小浜インターから高速に乗る

7 月 3 日(月)

0:20 尼御前 SA で休憩
夜も遅く疲労もたまっているので安全運転でゆっくり帰ろう。

0:46 片山津 IC(高速料金 2500 円)

5:00 ローソン小矢部桜町店

11:40 道の駅能生

14:10 天領の里

14:55 こめぐりの里
↑このほかにも道の駅やコンビニに沢山寄った。

16:30 解散
これほど大変な活動になるとは思っていなかったがとりあえず無事に帰ってこられてよかった。

成果

佐々木くん いい写真を撮れた
永塚 Spinach 5.9 飛び込み最高高度更新!
ようせいくん Sailing 5.10a
熊太郎 Sailing 5.10a
マム太郎 Sailing 5.10a Spinach 5.9
はらちゃん Sailing 5.10a Spinach 5.9

感想

今年の夏の最高の始まりでした!DWS と SUP の相性は最高だと分かったので今度はしっかり漕ぎ練をしてから行こうと思います。また、アプローチに関しては明らかな体力不足を感じたので今度はトレーニングをするか水上バイクで行きたいです。

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