初冬燕槍ヶ岳縦走【2024.11.22-24】

共同装備   クオーク×2、プルージック、180スリング×2、60スリング×2、PAS、GoPro
個人装備ザック、ハードシェル、登山靴、アイゼン(Linx)、フリース、ベース、ゲイター、マット、寝袋、食器類、50mロープ、ハーネス、ATC、安全環付きカラビナ×4、グローブ、バラクラバ、ヘルメット、地図、コンパス、 (テント、ガス、バーナー)
服装厳冬期アルパイン装備
天気初日大荒れそのあとびっくりするほどの快晴
気温-13度

前書き(いつもの)

部門長としては最後の活動。体調的にもガチ山はしばらく行けなさそう。 ということで最後は冬の槍ヶ岳で。 47期山部門長吉田旭希の営業は終了しました。槍ヶ岳で部門長としての人格のお葬式しました。

いろいろあったけどなんだかんだ好きだったぞ探検部

11/22

23:00 自宅出発

6:00 新穂高口 相方と合流

今回は縦走なのでここから2時間かけて登り口の中房温泉へ。

9:00 中房温泉

バッテリー忘れた。なのでここからの記録はかなりアバウトです。

11:40 燕岳

くっそ早い。休憩はなんと一回5分のみ。 体力バケモン同士が集うとこうなるのか、20キロ背負って燕を3時間切れるとは。 体調悪かったけどこのペースで登れてよかった

15:00 大天井ヒュッテ

さて、稜線は大荒れ。というのもがっつり冬型配置、まして前線付近で明日には寒気の中に入る。 この後の結構悪い凍結した鎖場で、この天気の北鎌尾根はさすがに死ぬ、明日も冬型だからと、北鎌尾根断念を決めた。

とりあえず冬季小屋を利用させてもらう。 小屋の中にテントを張って、バーナーを付けると暖かくなる。マジで寒かった 2階部分に上がるのめっちゃ大変だったのでスリングでお助けひもを作る。

ここからあの鎖場をもう一度戻るか、稜線で槍ヶ岳まで行って帰るかどちらが安全か? だした結論は、槍ヶ岳まで抜ける。ここからは表銀座と呼ばれ「夏なら」大量の人がいる超人気コースで道が整備されている。それを利用することに(なおなぜか積雪期の冬の表銀座の記録はほぼない)

19:00 就寝

つかれたのでリゾッタガーリックライスを食べる。うますぎて飛んだ ちゃんと寝て休もうということで、アラームかけずに寝ることに

11/23

8:30 起床

くそ寝坊して草。人って氷点下10度でもこんな寝れるんだ

9:00 出発

爆速準備。外はピーカン。あの冬型配置で寒気の中でこんないい天気なことある…?? 北鎌尾根行けたんじゃね思ってしまうが、昨日限界だったのは事実。いつかまたいこう

11:30 西岳

ここまですごく快適な縦走路。プチラッセルくらいはあったけど快適そのもの。 表銀座なのに人と誰もすれ違ってない、なんでだろ 写真のとおり、とんでもなくきれいな北アルプスを満喫

ここでフルグラほおばったの人類初じゃね??ということでほおばる

ここから大きく下って東鎌尾根に入る。結構きつい。

16:00 槍ヶ岳山荘

ここまでひざ下ラッセルくらいは割とあったが、敵ではない。 尋常じゃなくきれいな槍ヶ岳、遠くで輝くハロなど山の綺麗なものが詰まっていた。

槍ヶ岳は遠かったが、もうすぐだ

16:35 槍ヶ岳

雪氷の槍の上へ。

槍の鎖は厳冬期でも埋まらないらしい。鎖とアックスをうまく使って登頂へ。 楽しかった。

圧倒的雲海、雪のアルプス、最強

雪の槍の山頂なんて、まさか山やって2年半で立てるとは思っていなかった。 しかも燕から。

ある意味でここは終着点で、ある意味でスタート地点。

なんだかんだ部門長も悪くなかったな。

さよなら47期山部門長。

17:00 槍ヶ岳山荘

冬季小屋へ。

先客がいた。この時期のここにいるとかどんな化け物だよと思っていたら想像以上の化け物だった。富山在住とのことで、剱が裏山扱いされていた。 黒部横断普通にこなしてるし、冬の剱、全然難しくないよーって。

そんなわけあるかい!!!

19:00

つかれた体にリゾッタのコーンが染みる。相方の韓国の袋めんのスパイシーさもめっちゃしみた

11/24 5:30

起床。寒すぎ、小屋の中にテント張ってんのに氷点下13度。

6:30 出発

あけにくすぎる冬季小屋の扉を開けて、出発。

朝焼けが完璧。

宇宙にいるような、別の惑星にいるような、いずれにせよ、生命がいることの許されない環境であることが伝わる絶望的なまでの圧倒的な美しさだった

10:30 滝谷

あこがれの滝谷 飛騨沢を下った。普通に下れる一般道。もうちょい雪降ったら雪崩れるな

12:00 新穂高口

生還!!!!

14:00 車の回送終わり

相方と解散。次は笠ヶ岳で!!!

20:30 帰宅

成果

冬の槍ヶ岳に登ることができた。しかも燕から

感想

次は君だ

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