蝶ヶ岳-蝶槍-常念岳 縦走登山【2023.7.22-23】

共同装備ツェルト2、FAK、シュラフ2、 ステラリッジ(1 人用)*1、ステラリッジ(3,4 人用)*1、鍋、ガスヘッド ガス缶、ヘルメット*5
個人装備ザック、レインウェア、シュラフ、登山靴、山靴下、水分(2L 以上)、防止、行動食、非常食、財布 保険証、スマホ、モバイルバッテリー、ヘッドライト、日焼け止め、常備薬、ココヘリ GPS(CL)、 お風呂セット、コッヘル、ガス缶、ガスヘッド、ヘッデン、ごみ袋、着替え
服装昼 運動着(半袖) 夜,朝 ダウン、防寒着
天気晴れ時々ガス
気温登山口 28℃ 稜線付近(標高 2500m) 20℃-12℃

予告編
どうも。記録の吉田です。いってまいりました北アルプス!
いつものごとく、濃いエピ3本建てにして予告しようと思いましたが、死ぬほどきれいな星空や割れたポール、7月なのに涼しい稜線や北アルプスを素足で歩く珍獣などあまりにもエピソードと学びが多すぎてとても 3 本にはまとめきれませんでした。なのでとりあえずこれだけは覚えていってください。

あきら 100%とひなた 130% どっちが強い??

それでは!今週も頑張りましょう!マッスル!!ハッスル!!!ダイマックス!!!!

前日譚

これは、山朝を寝坊したじゅんさんにかかってきた電話の再現である。

こうせいさん「じゅん、車出し以外だと山朝出席率低いよね笑」
じゅんさん「ごめんなさい」
風太さん「ははは、じゃあね、切るよー」
ひなたさん:「意志の弱さ」(ボソッ)
ガチャ(ここで電話は切れている)

こんな何気ない会話が、この活動の伏線だったなんて誰が予想しただろうか

7月22日

3:00 部室集合
時間通りに集まれた。テント泊ということで普段より少し多く共装を取り出し、ザックへ詰める。この時、水など良く取り出し、重いものをザックの上に配置すること。
かなり楽になるよ

もともとはBUの飯豊のつもりだったが、天気の回復をみて急遽蝶ヶ岳へ。
時間が遅かったので行きは高速を使いました。
わくわくわくわく

3:50 原信着
補給食、朝ご飯を調達するため原信へ。長時間の登山では、食事はめちゃくちゃ大切。
今回、みんな補給食を食べきってしまったので多めに買おう。
菓子パンなど、多めにあると良

ここで、こうめいさんプレゼンツ 補給食格付けチェック(一部)を紹介

S+  黒かりんとう→黒糖ならばミネラルも、カロリーも同時に接種できる。神
   ようかん→カロリーがべらぼうに高く、持ち歩きやすい。しかもうまい

A+  ウイダーインゼリー→エネルギー量が多く、口がぱさぱさにならない(大事)

A   カロリーメイト→エネルギー、栄養が高いが口がぱさぱさになる

C   塩分チャージタブレット→理由は不明。ただ!塩分大事なので持っていこう

D   ポイフル→あんまり好きではないらしい。 タンパク質含んでるので持って行っても◎

E   あめ→理由はわからないがぼろくそにされていた。

種類は少ないがアルファ米も売っていた。

5:20 米山 SA
やっぱり高速は早い!距離も工程もながいのでこまめに休憩を。
僕は風太さんカーへ。話した議題は「なぜ人は人に期待するのか」

こうすれば前に3人乗れる!!by じゅんさん

8:20 三股登山口駐車場
駐車場がすごく混んでいて入れなかったので、ザックを置いて 800m 手前の第2駐車場へ。
余談だが
この近くにすんごい怖い看板があった。まじで。
狭くて曲がりくねっている道にあるから余計怖かった

9:10 三股第一駐車場発
ここから登山口までは 800mほど林道を歩く。
ザックはやはり日帰りより重い。10-15 キロほどあるから、山朝で慣れておこう。

9:40 登山開始
登山届を掲出し、蝶ヶ岳ヒュッテまでトイレはないからここで済ませたりして登山開始!!!!!!

10:05 ゴジラみたいな木 着
めちゃくちゃに樹林帯。弥彦に近いくらい整備されている。てかもうほぼ弥彦。

つり橋を超えてわいわいわいわい楽しく歩いていると、名物 ゴジラみたいな木を発見。
こんなん無理やり名所にしてるだけだよねーとか言っていてごめんなさい。
ちゃんとゴジラでした。(石入れてゴジラっぽくしてるのずるいねってだれか言ってた)

ここにくるまでに、「力水」という水場がある。
蝶ヶ岳ヒュッテまでは最後の補給となるので、存分に味わっておこう。

ゴジラみたいな木

恐竜ガチ勢曰くこれはアロサウルスらしい。こうめいさん曰くだとフクイサウルス
ティラノサウルスしか知らないけど、とりあえずなんか強そうなのはわかった。

11:20 まめうち平
しばらく階段など整備された箇所を歩き、まめうち平に到着。
ここで各々休憩をとる。結構歩いてきたなーと言いつつ休む。
ちなみにポイズンなごみはファブリーズをかけられた。

A ランク補給食 カロリーメイトを食べる風太さん。
きっと口の中は、ぱさぱさであろう

12:23 悪路 足元注意看板
ひたすら景色の変わらない樹林帯で、だんだんと疲れがたまっていく。
せっかく北アルプスまできて、永遠と弥彦往復するような感じ。
暑く、ザックがあるから消耗も速い。
だんだんと顔がみんな死んで来た。そんな中、足元に岩がゴロゴロと転がっている道へ
岩、いいわーとか言ってごめんなさい。多分あの場では殺意がわいたでしょう。

14:40 蝶ヶ岳ヒュッテ 着
くっそ長い樹林帯を抜け、視界が晴れてくると北アルプスらしい風景が!!!!
そうして蝶ヶ岳ヒュッテへ。
体力トレーニングとしてはだいぶ優秀。ついた瞬間のやったー感も強かった。
ついたらすぐにテン場の受付をして、テントを張った。1人2000円。
実は、ここのテン場は先着順で、道中で、すでにテントがぎちぎちという情報をもらっていたので焦っていたが無事に張ることができた。
蝶が岳ヒュッテ こんな山の上に立派な建造物が。
高いが、自販機がある。うれしいね。

ヒュッテの中
テントの設営

テントの設営法
テントの設営法にはいろいろとコツがある。
せっかくなので、いろいろと教えてもらったことをここに書いときます
Q :どこに立てればいいの??????
A :管轄のテン場ならどこでもいい、けど

・水平!!!!!
・なるべく道沿いの、小屋の近くが良い→暗くても歩きやすくて楽
がおすすめ!

Q :まずなにからやれば?
A :寝てみて確認→(場所によっては整地)→グランドシートをしく
寝ごごちが大丈夫そうなら、まずグランドシートを敷こう!
この時、ペグを一か所打っておくとよい。テントは飛ぶもの。立てる前に固定できると万が一の時に飛んでいかなくて済む

17:00 夕食
食担のじゅんさんがカレーを作ってくれた。
もうみんな早く、味の濃いものを所望していたため、まじでベストチョイス。
そのころこうめいさんはおこげを生成していた。
めちゃくちゃうまかった。
ちなみにだが、山小屋でカップラーメンなど食料も売っているっちゃ売ってる。
ただ値段が高いので下界で買うか自炊をしよう。

山小屋の売店。カップラーメンは500円

18:00 蝶ヶ岳山頂
一同すっかり忘れていたが、今までいたのはテン場。山頂ではないのである。
というわけで、各々サンダルを履いて、薄いダウンなど防寒着を着てすぐそこの山頂へ。
3 分くらいで山頂へ至った。探検部としてはおそらく 4 年?ぶりの北アルプス登頂である。
そこでみんなで写真を撮ってもらい、とてつもなく壮大な景色に感動しつつテン場へ。
それでおわればよかったんだけどね。
僕はやらかさずにはいられない運命。ここで、サンダルが壊れてしまう。
もともとボロボロで、激臭を放っていたサンダルだったが、標高 2677m、ついにその命が枯れてしまった。よりによってここで。
細かい石を踏み痛がりながら、滑稽な動作で歩く僕。北アルプスを素足で歩く奴などさぞ珍しかろう。まるで珍獣を見るような、興味と哀れみ、蔑みを持った目線が足元に降り注ぐ気がした。
こうめいさんの「恥さらし」という言葉にとどめを食らいつつ、めっちゃ画質のよいカメラで撮られてしまった。
そのころじゅんさんは天から降臨してた。ああ美しいじゅんさん。

19:30 就寝
テン場に戻り、明日について軽いミューティングのあと、じゅんさんの久保田やこうめいさんの八海山(純米大吟醸)を、合鴨などつまみとともに味わっていた。多分人生でも上位の幸せなんだと思う。
その後各自水を汲んだり(1L:200 円)トイレを済ませて就寝!!
ヘッテンがすぐ手に届くとよいね!

写真の通り、シェラフは手前からイスカエア 450X、モンベルダウンハガー800#3、モンベルダウンハガー800#3。この時期だと、このくらいのスペックで防寒着なしでちょっとあついかちょうどよいくらい。下に敷くマット次第でも感じ方はだいぶ変わるようだった。

7月23日

2:30 起床
4:00 出発を目指し起床。みんなでお湯を沸かしご飯を食べる。
ルートでいえば今日が核心。力をつけるためたくさん食べよう。
なんやかんや撤収をして、ほぼ時間通りに出発。ありがとう蝶ヶ岳!

4:50 蝶槍 着
最高の稜線歩きを楽しんで、蝶槍へ。
いやもうね、スケールが違う。岩稜ってこともあるし、人里離れているのもあって景色が全然違うし。壮大の一言に尽きる。
いくつか蝶槍っぽい何かに翻弄されつつも、楽しくたどり着けた。
ここから、「二重山陵」がみえた。こうめいさんから教えてもらったことによると、もともと 1 本の稜線が重力によって 2 つにわかれたそう。こういう地形が見れるのもアルプスのいいとこだよね

二重山陵

6:40 標高 2592m ピーク 着
蝶槍からだいぶ高度を下げ、再び樹林帯へ。
まあまあ急な岩が数か所ある。あああああまた樹林帯かあと思いつつ進み、登り返す。
やっぱり景色が見えない分疲れを感じる。その分開けた場所に出た時の感動は大きかった。
そして、目の前には常念岳が。

急な岩の下り
2592m ピークより

6:45 2512m コル 着
ピークからまた下り、コルへ。
もうはっきりと常念岳が見える。でっかい。
すこし休憩を取り、細い岩の上に登る遊びをしいよいよ常念岳へ。
ここからみてはっきりわかるような岩山のかっこよさ。
もうすこしだ。

細い岩の上に座るこうめいさん。
↑これを登る。

8:45 常念岳山頂着
ピンクテープや岩に書かれた○を頼りに、慎重にルートファインディングをしてガレ場を登る。
途中、見える岩場のかっこよさに魅了されつつ、常念岳山頂へ。

山頂にはたくさんの人が。かっこよさ、ばかでかいスケールは行った人間じゃないとわからない。

ちなみにポールが壊れた。サンダルも壊れたばっかりなのに…

折れたポール。じゅんさんが折ったわけではない
槍ヶ岳ポーズ。

9:40 下山開始
展望を見て、どうせなら晴れてるのがみたいなーなどしていたら 1 時間がたっていた。
いよいよ下山開始。
先ほどよりも岩が多く歩きにくいガレ場の稜線となった。転倒注意。
だんだん気温も上がり、半袖になる。
一か所のニセピークに騙されそこで休憩しつつ。ガレ場を超えて前常念岳へ。

10:31 前常念岳 着
そうこうしているうちに前常念岳へ。常念岳になりきれなかった悲しき山。どうせならもっと別の名前あげればよかったのに…
一同、割とここで疲れが見えていた。みんなはまだ知らない。(知ってた)
ここからが核心部であることを

11:40 樹林帯突入
ここまでの岩場が核心であった。急なガレ場がしばらく続いた。
途中ですれ違った人から、目の前で転んで滑落?はしなかったものの危なかった人がいたと聞き、念のためヘルメットを装着。
途中、道が分かりにくく、×印にも気づきにくい箇所があったため注意!

緊急避難用の石室

14:30 下山
下山!!!!!!!!
下山!!!!!!!!ここまで最後の樹林帯。相当に精神的に来た。
急でひざに来るような下りかつ暑い樹林帯。
体力がきていた。ひなたさん曰く、自身の体力の 130%だという。
ここで議論が起こりました。風太さん。

あきら 100%とひなた 130% どっちが強い??

あきら100%は強い。勝てるのか…!?
いろいろと議論した結果、強いのはあきら 100%。
130%では、実力が均衡しているが、あきら 100%にはお盆がある。惜しくもお盆の差で敗退。

その後、最終地点では疲労度は 250%らしい

もうこの状態では、ひなたさんの圧勝という結論が出た。
無言でおぼんに蹴りを入れていそう。
いま改めてみたらものすごくしょうもない。疲れていたのかな…

最後の最後でトリコクイズ!!!!
樹林帯を乗り切うため、別のことに頭を使うことに。せっかくなので皆さんもご一緒に

こうめいさんは最強だった

抜粋
第一問 リーガルマンモスの体内にある、まばゆい輝きを放つ適応食材の名前は? 1 点
第二問 食林寺の宝にして、トリコたちが修行の末に得た適応食材は? 1 点
第三問 アニメ 78 話でスタージュンにかけられた水を振り払うために繰り出した技はどんな名
前?? 百億万点
第四問 深海の珍味ともいわれる、幻の魚は?(うろおぼえ) 百億万点

トリコを一ミリもしらないじゅんさんと僕はうみがめのスープの要領で答えていく
結果はじゅんさん百億万 1 点。僕百億万 2 点。

勝った

0:57 解散
その後、温泉に行き、焼き肉を食べ解散!!!
2 日間、本当にありがとうございました!

成果

数年ぶりの宿泊活動を無事に終え、メンバーそれぞれがたくさんのスキルを身に着けることができた

感想

最高でした。日帰りでの山も楽しかったが、やっぱりスケールが全く違う。感動を覚えたし、学べ
ることも多くて、有意義な活動であった。
これからは、何度もこのような活動を立てたい。

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP