三崎海岸リードクライミング【2021.7.10】

共同装備シングルロープ3、クイックドロー53、スリングバック、カム24、ナッツ、銀マット7、
メット*6、アルコールスプレー、トポ、ファーストエイドキット、マイクロトラクション、
タイブロック
個人装備アルコールスプレー、トポ、ファーストエイドキット、マイクロトラクション、タイブロッ
ク、アルコールスプレー、トポ、ファーストエイドキット、マイクロトラクション、タイブ
ロック
服装半袖、半ズボン(アプローチは長ズボン推奨)
天気曇り時々雨
気温26 度

03:00 部室集合
ようせい、ほのかちゃん、熊谷くんが先に部室に
計画書では4時集合だったが、アプローチで必要な懸垂下降の練習を事前にしていなかったため、
集合を 1 時間早めて 3 時集合に
集合時間から 10 分程度経ったころ、 佐々木さんから「今起きた!」とのメッセージが
佐々木さんが遅れるのはいつものこととして、あれ?じゅんくんがいない…?
どうやら彼も寝坊したようだ。最近岩であまり見ない探検部の血を感じる


03:22 佐々木さん、じゅんくんが順に到着。


03:30 懸垂下降の練習
部室棟の階段を使い、佐々木さん陽生以外で 1 回ずつ懸垂下降の練習をした。
マイクロトラクション、タイブロックの使用方法については口頭で佐々木さんに教えてもらった。

04:20 出発
いつも通り、ガソスタにより、セブンで食料調達
予報ではお昼まで小雨とのこと。果たして今日は登れるのだろうか…?

07:44 ラストコンビニ
岩場まで 5 分程度のところにラストファミマがある。
陽生が見つけた一般人のブログには、「三崎は比較的乾きやすく、曇のち雨くらいなら強行していいかも」と書いてあったらしい。その投稿を信じて岩場に行ってみることに

07:53 駐車場着

到着時は小雨が降っていたがとりあえず荷物を置いてアプローチ道の確認に行った。駐車場の左側に海岸に向かう道があり、きれいめのトイレがある。トイレをすぎて右に行き、展望台を通り過ぎてすぐの、柵の切れ目が入口。見た感じ足場が悪く急で、落ちたら海に真っ逆さまでちょっと怖かった。

アプローチの道

車に戻り小雨が止むのを待って出発!!…と思ったら装備を準備中に結構な雨が降ってきたので再度車に撤退。果たして雨はやむのか、そして岩場は濡れていないのか


09:00 雨が止んだので再び出発
もー降らないといーな
あれ?懸垂下降用に使うはずだった黄色いフィックス用ロープがない!どうやら懸垂下降の練習で
満足して片付けてしまったらしい。


09:20 アプローチ開始
アプローチはハーネス、メットを最初からつけていき、グローブとビレイ器も出しとくべき。アプローチ道の最初が急なうえに足場が悪く、落ちたら海に真っ逆さまで危険なので、岩にスリングをかけて、ロープを使って降りた。アプローチシューズも必須!
5m くらい降りたところに、岩場に設置してあるロープがあったが所々ほつれていて怖かため、最初は自分たちのロープで降りた。急なのは始めだけで、それ以降は比較的緩やかな坂を下る。ただ転んだりすると危険なため、もとからあったロープにセルフをとって降りた。最後の鎖を使って降りる部分も怖かったため、ロープで懸垂下降をした。

険しいアプローチ道

11:15 岩場着
懸垂下降に手間取ってアプローチに 2 時間もかかってしまった。もう少しスムーズにできるよう練習すべきですね。初めての 1 年生を連れてくるのは厳しいかも。


今回は最近リボルトされたという有耶無耶エリアへ

雨が降っていたにもかかわらず岩はほとんど濡れていない!すばらしい!
マグマが冷え固まった溶岩らしい岩質でところどころガビガビしていた。また、崩壊することはないと思うが、結構砂砂した岩質だった。
規模もでかく、ロケーションも最高!大学から 3 時間程度の場所にこんないい岩場があったことに感動。一昨年に行った無人島みにあふれていた。
足元にフナムシ、岩にフナムシ、ガバにフナムシ、ポッケにフナムシとフナムシフィーバー。みんなキモイキモイと叫んでいた。一方、無人島で免疫がついた私は全く何も感じない。むしろかわいく見えてくる。そして岩場にいるカニ、カメノテはおいしそうに見える。後輩たちには是非とも一度無人島に行ってほしい。価値観が変わる。
さて登りますか!

・カサブランカ 5.9
ほのかちゃんがマスターして MOS
最初間違って蒸しパン 5.10c/d を登ってしまい、一度降りて再度挑戦した。トポにお立ち台とかかれている高めのボルダーからスタート。お立ち台にはビレーヤーとクライマーしか登ってはいけない。
ガバに見えるが意外とガバじゃないらしく苦戦していた。また、終了点の行き方が分かりにくい、 かつマントルがわるい。マントル部の上部にある岩がちょっとかぶっていて狭く、キツそうだった。今回は蒸しパンと同じ終了点にかけたが、もしかしたらもう一つ右にあるボルトに終了点と取るべきだったかもしれない。
熊谷君とじゅん君が最初トップロープで登り、その後リードで登った。二人ともトップロープでも
リードでも 1 撃!すごい!やはり終了点前のテラスに乗り込むところで苦戦していた。

・ほら貝 5.11c
佐々木さんマスター
スラブの下部から始まり、大きいホールドを繋いでいくルート。詳しい状況は下に記載。
前傾斜で高さもありだいぶ苦戦していて、怖いらしくずっと叫んでいた。
体感 5.12b らしい。中盤にあるドガバに両足をかけて、片手を休ませるコウモリレストをあみだしていた。落とした時はしてなかったが

コウモリレストする佐々木さん

以下佐々木さんの感想↓
スラブ→ガバフレークでのレイバック→ポジディブなホールドでのダイナミックなムーブの前傾。全体を通して厳しいムーブが要求され、気を休められるパートがない(レストできるところはある)。どこでも落ちどころがあり、特に最後のレスト後の、遠いデッドからの一連のムーブはボルダリーなハードさがある。
直上のルートではあるが、普通にヌンチャクをかけるとロープの流れが非常に悪くなり、最悪フレークの中でスタックする。そのため、ほぼ全ての支点を延長した。マスタートライではそのような芸当はできないだろうが、せめて全て長ヌンを持っていくことをお勧めする。上部の岩が浮いてる?というような噂があったが、全くわからなかった。このルートだけでないが、上部でもフナムシがたーくさんいて、とくにガバにはいっぱいいる。ガバあるところにフナムシあり、またフナムシあるところにガバあり。フナムシはガバの妖精ってこと。3 トライのすえ完登した。体感グレードは 5.12a~b。有笠の感謝の心と同程度かそれ以上に難しい。少なくとも自分が登ってきたどの 5.12aよりは難しく感じた。しかし、持久的要素よりもひとつひとつのムーブのハードさに難しさの要素があるので、ボルダーの腕に自信のある男子諸君は是非トライしてほしい。

クライミング開始から 2 時間、先ほどまでの曇天が一転、急に青空が

・白鳥 5.11a
ようせいがマスター。Mos を狙っていたが 3 撃となり悔しがっていた。それでも十分すごいと思う。下部は比較的登りやすく、ガバカチを使って右にトラバースしながらカンテまで登り、そこから上部のポッケを取るのが核心。ポッケを取るときはカンテにあるカチを使うと取りやすい。パワー系というより、ムーブを見つける難しさがあり、MOS するのはなかなか難しそう。佐々木さんも挑戦したがムーブを見つけられず、ポッケどりに苦戦していた。
私も二度トライしたが、途中で力尽きて落とせず…コンケーブみたいな膝をあげる系のムーブで、バランスとかテクニックで大分登りやすくなるので私は好き。次いったら落としたい。
佐々木さんはしっかり 2 トライ目に落としていた。さすがです。
大変面白い課題だったので、三崎海岸に来たらぜひ触ってほしいおすすめの一本。そして海をバッ\クに写真が取れるため映える。

・イルカショー 5.11a

カサブランカと同じくお立ち台に立ってスタートする課題。下部はハングを超えてヒールで体を上げて、上のガバを取りにいく(できてないので間違っている可能性もあり)ボルダラー向けの課題。ガバが湿っていてガバじゃなかった&単純に力が足りなかったため早々に断念。


・チョコフレーク 5.10b
ほのかちゃんがやりたいと言っていたので私がマスターでかけた。
かわいていたし、ガバガバなホールドをつないでいく登りやすい課題だった。
4 ピン目の上が持つ場所を見つけるのに手間取ったが、頑張って体をあげると奥にガバがある。
カサブランカより断然こっちの方がやりやすいと思う。ほのかちゃん、熊谷くん、じゅん君もFLできていた!


・無印蒲鉾 5.10a
蒲鉾って読めなかった(バカ)
佐々木さんが 1 年生のためにマスターしてくださった。1 年生 2 人が頑張っていたが、ハング越えができず敗退。
回収で登ったが、全部ガバだが全体的に被っていて、ハング越えが恐怖確信。岩の角を登っていき、中盤で右側にあるハングを越えるのだ、クライマーからはホールドが見えず、一手を出すのに勇気がいる。しかし出してみるとガバ足、ガバホールドだらけなので恐怖に打ち勝てばいける。5.10aにしては悪く、体感 5.10d。

18:00 撤退準備
今回かけたルートは残置のビナがなく全て結び変えが必要がった。みんなしっかりできていた。これをミスったら事故るのでめちゃくちゃ確認してやった。ほんと怖い…


18:30 撤退
帰りは残置の鎖やロープを使って帰った。夏だからか草がぼうぼうで長ズボンを推奨する。


19:00 駐車場着
荷物を車につめているとき、モーテル有笠に入っていく車を見た。
その時にようせいが「女子高生 2 人が出てきたらどうします?それはそれで興奮するけど」とか言っていた。きも。
夕飯はファミマでパパっと済ませた。
佐々木さんがめっちゃ眠そうだった。車の赤いテールランプを見ているいと眠くなるらしい。
いつも長時間運転ありがとうございます。途中のコンビニでレッドブルを献上した。


23:00 部室着
最近の衝撃はブラックボックスが消滅したこと。べ、べつに引っ越すときに捨てていこうなんて思ってはいないからいいけどね!


23:30 解散
共装は 1300 円!やすい!!
ロープ洗いを一年生二人とジャン負け 1 人でやることに。
結果は「4 人のうち 1 人なら天文学的確率」とか言っていた佐々木さんになった。ありがとうございます。
お疲れさまでした!!

感想

曇り時々雨予報でしたが乾きがはやいらしい三崎海岸に強行した。天気予報にいい意味で裏切られ晴れ間が見える中、日本海をバックにクライミングを楽しむことができた。1 年生 2 人は初めて外岩でリード登れたり白鳥を登れたりと成果があったり課題が見つかったりと実りの多い活動だった。

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