●共同装備
なし
●個人装備
ザック、登山靴、レインウェア、ストック、ヘッデン、紙地図、コンパス、予備バッテリ
ー、タオル、ロール、テント、シュラフ、マット、ヘルメット、熊鈴、熊スプレー、行動
食、非常食、水、財布、着替え、防寒着、ガス缶、ガスヘッド、コッヘル、カトラリー類、サングラス、日焼け止め、マイナンバーカード
●服装
上:化繊Tシャツ、ドライレイヤー 下:トレッキングパンツ、ドライレイヤー
●天気
雨または曇り、時々晴れ
●気温
20℃前後
●行程
文責:本澤 蒼也
【前書き】
この活動の発端は、私が以前から計画していた悪沢-赤石縦走である。日本百高山のうち上から10座に登頂することを今年の目標としている私は、何としてでも今年中に悪沢岳と赤石岳に登る必要があった。しかし、単に悪沢-赤石縦走を行う場合、駐車場から登山口まで(約20km)のバスを利用するために最低1泊以上小屋泊をしなければならない。小屋泊の選択肢など当然ない私は、何か別の方法はないかと模索し始めた。そんな時、高校時代の友人が以前南アルプス大縦走(広河原~畑薙)に行っていたことをふと思い出した。その手があったかと思いつつ、丸パクリしてもなんの面白みもないため、今回の「南アルプス全山縦走」を計画したのであった。
【本編】
9/7
22:30 部室
当日は現地集合のため、出発2日前に装備確認を行った。
9/9
この日は野暮用で帰宅が20時を過ぎたため、爆速で準備をしてバス停に向かう。時間があれば部室に寄ってザックの総重量を計測したかったのだが、そんな余裕はなかった。ただ1つ言えるのは、体感で20kgは確実に超えていた。そんなに余計なもの入れたつもりはないんだけどな…。もう私に軽量化を求めるのは諦めてほしい。
22:48新潟大学<居酒屋八珍柿向かい側>バス停
指定された集合時間の2分前に到着すると、まだそこにバスの姿はない。結局バスが来たのは23時頃だった。せめて集合時間にはいてほしいものだ。待ってる間に蚊に刺されたやろがい。
23:10 出発
移動中は熟睡であった。
9/10 8.2km / ↑1283m↓226m
5:05 バスタ新宿 着
ここでゲイターを忘れたことに気づく。お前は八ヶ岳で何を学んだんだ。
7:05 バスタ新宿 発
途中、道が事故で渋滞していた。まさきさんに遅れる旨を連絡する。
9:37 甲府駅
縦走中に期限の切れる無料引換券があったので、ひとまずファミマへ。ついでに朝食も購入した。
バス停に行くと、乗務員らしきおじちゃんがいた。ここで最初の試練。おじちゃんが言うには、どうやら前日の雨の影響で芦安より先が通行止めになっているようだ。我々以外の客は広河原に行きたいお兄さん1人のみ。彼は最終的に諦めて帰ったが、こんなところまで来て「はいそうですか」と簡単に諦める我々ではない。最悪芦安からでもプラス2時間すれば登れるという情報を入手し、堂々の乗車を決める。
10:05 バス発
結局バスは我々の貸切状態で出発した。移動中はおじちゃんが高山植物の話をしてくれた。南アルプスにはホウオウシャジンやタカネビランジといった固有種が咲いているらしい。
10:50 市営芦安駐車場
到着すると、少し待っているように指示を受けた。言われたとおりに待っていると、我々の耳に朗報が飛び込んできた。11時になれば、通行止めが解除されるとのことだ。こうなれば降りる理由もないので、ありがたく乗せてもらうことにした。運賃が多めに取られたことには目をつむろうか。
11:15 夜叉神峠登山口
東屋にて準備を進める。小雨が降っており、レインウェアを着用するか迷ったが、序盤は樹林帯が続くことを踏まえて私は着ない選択肢をとった。対して上下しっかり着たまさきさんは暑そうであった。
11:52 登山開始
幅広緩傾斜道でとても歩きやすい。
12:44 夜叉神峠
何も見えなかった。晴れていれば白峰三山が綺麗に見えるそう。

夜叉神峠から1時間ほど歩いたころ、稜線上に何かが走る影が見えた。爆速トレラン勢か!?と思ったが、よく見ると野生のシカであった。

14:12 杖立峠
夜叉神峠→杖立峠は割と急登だった印象。
15:52 苺平
16:13 辻山
まさきさんは前回行ったらしいので、私だけでぱぱっと獲りにいった。
16:39 南御室小屋 テン場料金:1000円/人+1000円/張(学生免除)
この日の宿泊者は小屋を含めても我々のみ。この天気ならそりゃそうか。
18:00 夕食
今回の私の食糧計画は、「朝食…カップ飯、昼食…行動食、夕食…米とフリーズドライ」を基本軸としている。初日の夕食は雑炊にした。種類は忘れた。米はアイラップ炊飯(参考動画はこちら⇒https://youtu.be/UXi9UDrtcvM?si=MsuCN-823VPAU34u)で炊いたが、成功とは言い難かった。

19:00 作戦会議
翌日は丸一日雨の予報であった。特に行動開始予定の2時前後で強い雨の予報が出ており、翌日の行程も考慮した結果、やむなし停滞の判断となった。やはり鳳凰三山は呪われているのだろうか。1日しかない予備日を早くも消費してしまうのはいただけなかったため、本来3日かける予定であった三伏峠~聖平を2日に短縮する案を新たに作成した。
20:15 就寝
まさきさん’s便利アイテム紹介。その①、室内灯。

9/11 0km/↑0m ↓0m
8:30 起床
のんびり起床。
9:00 再就寝
特にやることもないので速攻2度寝に入った。
13:15 再起床
床が思いっきり浸水していた。ザックが犠牲となった。

14:30 昼食
マルタイ棒ラーメンを食べた。醤油とんこつ味だったかな。
まさきさんはモンベルのカレーを食べていた。スプーンがぽっきり逝っていた。

15:00 再々就寝
お昼寝
18:00 再々起床
翌日の天気予報を確認すると、2時頃から雨の予報が出ていた。行動開始のタイミングで雨に当たりたくなかったので、出発を0時に早めた。
19:00 再々々就寝
何回寝るねんとツッコみたくなるかもしれないが、寝る以外やることがないのである。一応暇つぶし用に本を一冊持っていっていたものの、なかなか読む気分にはなれず、結局最後までページを開くことはなかった。
22:00 再々々起床
22:30 夜食
9/12 14.0km / ↑1507m↓1801m
0:18 行動開始
予めレインウェア着用で出発。最初のピークが“砂”払岳なのも納得の砂っぽい道だった。各ピー
クの前後は比較的岩々していた。
1:20 砂払岳
気づいたらピークを過ぎていた。どこやったんやろか。
1:32 薬師ヶ岳小屋
1:50 薬師岳
前日の時点では雨の予報だったが、好転したのか幸いずっと霧雨程度で耐えていた。薬師岳山頂は開けており、星空が綺麗に見えた。

2:30 観音岳
日本百名山1座目!まぁ正確には三山合わせて日本百名山に選ばれているのだが、一旦最高地点ということで。

3:58 赤抜沢ノ頭
荷物をデポし、いざ地蔵岳&オベリスクへ。肩の荷(物理)が下りたので足取りが一気に軽くなった。通常の3倍のスピードで接近した。
4:17 地蔵岳

4:37 オベリスク
今回は、暗い、濡れている、ヘルメットなしという、考え得る限り最悪に近い条件だったため、基部まで登って引き返した。登頂は次回の宿題かな。

5:07 赤抜沢ノ頭
戻ってきた頃には空が明るくなっていた。荷物を回収し、早川尾根に入る。
1時間ほど進むと、雲に隠れていた太陽がようやく顔を出した。一体いつぶりの太陽だろうか。

7:21 赤薙沢ノ頭
8:21 広河原峠
峠って英語でpassなんですね。学び。
9:08 早川尾根小屋
12:43 アサヨ岳
14:14 栗沢山
休憩していると、仙水峠方面から男性2人が登ってきた。登山者とすれ違うのは初日の序盤以来、2組目である。甲斐駒ヶ岳も姿を現しており、せっかくなので写真を撮ってもらった。写真をお願いする際のまさきさんの第一声が「そこのお兄さんがた!」で面白かった。

栗沢山→仙水峠の下りはかなり急であった。登りじゃなくてよかった~。
15:36 仙水峠
本来であればこの日のうちに甲斐駒ヶ岳まで獲る予定であったが、想像以上に時間が押してしまっ
たため、直接仙水小屋へ向かうことにした。
16:13 仙水小屋 テン場料金:1000円/人
またしてもテン泊は我々のみであった。まさきさんの細引きをお借りし、テントを干した。いやー細引き便利すぎるな。縦走における細引きの必要性を痛感した。まさきさん’s便利アイテムその②。
18:00 夕食
準備をしながら、翌日以降どうするかの話し合いをした。この日のまさきさんの様子を見ていると、正直残りの日程で最後まで辿りつくことはほぼ不可能だろうと感じていた。本人もその自覚はあったようだ。検討に検討を重ねた結果、まさきさんだけここでリタイアすることが決まった。
19:45 就寝
23:00 起床
甲斐駒ヶ岳を回収するため早めの起床。まさきさんを起こさないようにそーっとテントから出る。
23:30 夜食
カレーメシの水の分量を間違って半分でつくってしまい、ドロッドロの超濃いカレーメシが出来上
がった。
9/13 20.7km / ↑2463m↓2592m
0:00 行動開始
必要最低限のものだけザックに詰め、あとはテン場にデポしていった。
0:18 仙水峠
ここから岩々した急登がしばらく続く。其急如角田。
0:58 駒津峰
ようやく一息つく。この先は岩のサイズ感が一段階大きくなり、鎖場も出てくる。
1:20 分岐
甲斐駒ヶ岳に登頂するルートは、直登ルートとトラバースルートの2つがある。直前まではトラバースでもいいかもなーと思っていたが、いざ目の前にすると岩部門の血が騒いでしまい、気づいたら直登ルートに進んでいた。

巨大な岩についつい吸い寄せられそうになるが、少し右に巻きながらハイマツ沿いを登っていくのが正解である。期待値が高かった分、思ったより岩登らなかったなぁという印象。また岩が脆いので注意が必要⚠
1:52 甲斐駒ヶ岳
山頂は風が強かったが、そんなのどうでもよく感じられるくらい美しい満点の星空が眼前に広がっていた。しばらく眺めていると、視界のど真ん中で流れ星が流れた。頑張って来た甲斐あったな。

摩利支天を獲りたかったので、帰りはトラバースルートから下った。ザレザレであまり好みではなかった。道もわかりづらいし。
2:38 摩利支天
摩利支天とは、仏教における守護神の一尊である。陽炎を神格化した神であり、実態がなく傷つかないという特性から、日本では中世以降に武士の間で深く信仰されたらしい。山岳信仰がある山の支峰に名が冠される例が多く、有名なものだと御嶽山の摩利支天山、乗鞍岳の摩利支天岳などがある。

3:28 駒津峰
駒津峰からの下り、こんな道通ったっけ?と思って地図を確認したら、普通にミスって双児山方面
に下っていた。慌てて引き返す。
4:15 仙水峠
4:35 仙水小屋
ただいま。
5:25 朝食
マルタイラーメンのあっさりしょうゆ味を啜る。
朝食後、まさきさんから餞別をいただいた。実は前日の夕食時にコーラも奢ってもらっている。俺、まさきさんの分まで頑張ります!!

6:30 行動開始 part2
予定を変更し、この日は両俣小屋を目指すことにした。長衛小屋までは沢沿いをずっと辿っていく。渡渉あり、ちょっとしたロープ場あり。至るところから水が湧き出しており、「さすが南アルプス。水が枯れることないんだろうな。」という会話をした。数時間後、仙丈小屋の水場が枯れていたことはまさきさんには黙っておこうか。
7:00 長衛小屋
「ながえ」だと思っていたら「ちょうえい」だった。建物が意味わからんくらい綺麗だった。こっちのテン場はまぁまぁ混んでいた。
7:10 分岐
まさきさんとはここでお別れだ。最後に記念のツーショットを撮り、互いの健闘を祈る。寂しくなるが、計画の段階から1人でもやりきる覚悟はできていた。こうなってしまったからにはソロ登山を存分に楽しませてもらう。

7:25 二合目分岐
見覚えのある道に出た。
8:19 籔沢大滝ノ頭
五合目の分岐。調子に乗って飛ばしすぎたので長めに休憩をとる。昨年は馬ノ背ヒュッテを経由するコースで登ったので、今回は昨年下りで使ったコースを登ることにした。出発直後に雨が降り始めたが、レインウェア嫌いの私はレインウェアを着ずに進んだ。気温、風、自身の代謝、過去の経験等を考慮したうえでの判断である。決して推奨はしない。
9:20 小仙丈ヶ岳
仙丈ケ岳の手前にあるピーク。雨が強まってきていたのでそそくさと通り過ぎた。
10:02 仙丈小屋
本来であれば寄る予定はなかったのだが、この先小屋まで御手洗がないことに気づいたので寄っておいた。まさきさんからの餞別もさっそく1本いただいた。異常に美味かったので今度探して買おうと思う。
10:30 仙丈ヶ岳
約1年ぶり2度目の登頂。生憎のガスガス具合である。雨がだいぶ弱まっていたのが不幸中の幸い。南アルプスの中でも特に人気が高い山、しかも日曜日ということもあり、前日までとは打って変わって多くの登山客の姿があった。でもレインウェアを着ていないのは私くらいだったな…笑

十分に補給したのち、いよいよ仙塩尾根に入る。仙塩尾根はその名の通り仙丈ヶ岳と塩見岳を結ぶ南アルプスの主稜線で、通称バカ尾根とも言われる。ばかばかしいほど長い登り下りが続くことが由来とされており、その長さは約30kmに及ぶ。
11:08 大仙丈ヶ岳
“大”仙丈ケ岳と言いつつも仙丈ケ岳より標高は低い。どう見ても「岳」が「缶」にしか読めない看板があった。

しばらくはハイマツ地を下り、標高2600m付近で樹林帯に入る。この樹林帯がとにかく長い。こりゃバカ尾根と呼ばれるのも頷ける。私は嫌いじゃなかったけどね。雨は強まったり弱まったりを繰り返しながら降り続けていた。
13:03 伊那荒倉岳
ピークから少し下ったところに高望池という池がある。水場もあったようだが、一刻も早くテン場に着きたかったのでスルーした。
13:39 独標
14:11 横川岳
14:31 野呂川越
両俣小屋は稜線から外れた谷間にあるため、ここから下る。この道がかなり急であり、翌日登り返すことを考えると憂鬱な気持ちになった。
15:00 両俣小屋 テン場料金:1000円/人
テン場に着くと、直前に着いたと思われる大学生集団がいた。宿泊者名簿を見たところ、東京農業大学の山岳部らしい。せっかくなので話を聞きたかったが、雨でそれどころではなかった。小屋にはネコチャンがいてとても癒された。
雨が落ち着いたタイミングで、衣類やタオルを沢で洗濯した。どこで乾かすか試行錯誤していたら再び雨が強まってきたので、諦めてテントの中に放り込み、薄手のタオルとドライレイヤーだけ吊るしておいた。
17:15 夕食
こんなこと言ったらまさきさんに申し訳ないが、テントが広々使えて快適度爆上がりだった。
18:00 就寝
前日が3時間睡眠だったので一瞬で眠りにつけた。
21:20 起床
結局この日も3時間睡眠。お前よくこれで15時間行動続けられてるな。by報告書執筆中の私
22:00 夜食
今日も今日とてカレーメシ。
9/14 27.8km / ↑3274m↓2490m
0:20 行動開始
初っ端から急登であることがわかりきっていたので、気合を入れる。実は両俣小屋~北岳をほぼ最短距離でつなぐルートも存在するのだが、現在は立入禁止の表記がされており、実質的に廃道となっているようだ。
0:58 野呂川越
急登を乗り越え、再び仙塩尾根に戻る。この先しばらくは緩く登っていくのでありがたかった。
標高2700mを過ぎたあたりからハイマツが現れ始め、一気に急登となる。樹林帯ガードがなくなり風の強さをモロに感じる。冬の那須岳を彷彿とさせる強風であった。また結構がっつり岩稜帯であり、一歩間違えたら大事故を引き起こしかねない場所がいくつかあった。ストックはしまったほうが良さそうだ。
4:10 三峰岳
山頂直前は迷いやすかった。てか迷った。危うくドキドキ真っ暗エキサイティング登攀をさせられるところだった。
さて、多くの人はこの後私が間ノ岳に向かうと思うだろう。なぜならそれが白峰三山を回収する最短ルートだからだ。しかし私は違う。一度熊ノ平方面に向かい、三国平の分岐から先に農鳥岳を獲りにいくルートを選択した。理由はいくつかあるが、一番は仙塩尾根の一部をスキップするなど私の中では言語道断だったからである。
道中「クマ」と書かれた目印ペンキがいくつもあった。おそらく熊ノ平小屋のことを指していると思われるが、“熊ノ平”というからには熊が多く生息している山域なのだろう。急いで熊スプレーを最も取り出しやすい位置に移した(最初からそうしておけよという話だが)。
ほどなくして空が朱色に染まり始め、間ノ岳と西農鳥岳の間から富士山が顔を覗かせた。

せっかくなので日の出を待ってみようと少し開けた場所に腰かけた。…のだが、じっとしてると風が寒いのなんの。補給をしたり仮眠をとったりしながら30分ほど粘ったものの、ついに耐え切れなくなって諦めた。
5:30 三国平
三国平→白峰三山の稜線までは、トラバース気味に緩~く下り、緩~く登り、最後だけちょっと頑張る、そんな道である。
ここらでようやく日が差してきた。読者の皆さんは覚えているだろうか、前日洗って濡れたままの衣服があることを。本澤氏、ここで画期的なアイデアを思いつく。
それがこちら⇓⇓

7:07 農鳥小屋
水と軽食、ストックだけを持ち、残りはザックごと農鳥小屋にデポ。角田以外でノーザック登山をするのは初めてかもしれない。
7:47 西農鳥岳
この先そこそこの岩場になる。
8:08 農鳥岳
白峰三山を構成する山の1つで、日本二百名山にも選ばれている。日本百名山にだけ目を向ければ獲る必要もなかったのだが、ここまで来てスルーはさすがに嘘だろう。

8:47 広河内岳
農鳥岳のさらに奥にあるピーク。計画には含めていなかったが、どうせ日本百高山だろうと思い獲りにいった。日本百名山制覇は多くの人が目標としているが、私はそれと同じかそれ以上に日本百高山を制覇したいと思っている。理由は、日本百名山は言ってしまえば個人の主観であるのに対し、日本百高山は指標が客観的であるからだ。今回で荒稼ぎできる予定なので楽しみである。
帰り際、すれ違ったおじさんに岩場でストックが必要か否かを問われた。絶対にないほうがいいやろ。
9:35 農鳥岳
10:01 西農鳥岳
10:20 農鳥小屋
この日は余裕があれば熊ノ平小屋まで行こうと思っていたが、時間的に厳しいと判断し、農鳥小屋で宿泊することにした。早めに受付を済ませてしまおうと小屋に行ったら、小屋番さんが登山道整備に出かけていて不在だった。受付は16時半~18時とのこと。テントを乾かしたかったので、許してぇ~と思いながら先にテントを張ってしまう。
農鳥小屋の水場は、10 分ほど下った場所にある。道中には登山あるあるを詠んだ川柳がたくさんあって面白かった。その中でも特に刺さった一句を紹介しよう。
「軽量化 あれもこれもで 過積載」
この後はいざ北岳へ。なんやかんやしていたら出発が 12時近くになってしまった。農鳥小屋から北岳ピストンのコースタイムは 9時間。18時までには戻ってこなければいけなかったので、甲斐駒ヶ岳の際と同様に必要最低限ザックで行った。北岳ピストンRTA開始。
出発直前、あれだけ晴れていた空に雲がかかってきて、少し嫌な予感がした。その予感はすぐに的中してしまう。間ノ岳への登りに入ったあたりで雨がぱらついてきた。何が最悪かって、テントを乾かすためにフライをかけずに置いてきてしまったのである。山の天気を信じた私が馬鹿だった。
せめてこれ以上強まらないことを祈る。
12:40 間ノ岳
奥穂高岳と並んで日本第3位の標高を誇る。

農鳥小屋の周辺は目印が豊富にあったが、間ノ岳を過ぎると目印が激減する。そういえば一昨年の白峰三山縦走でもルーファイに苦戦した記憶がある。あの時はえいすけが大活躍してたな。
13:18 中白根山
どーんとそびえ立つ北岳が姿を現す。北岳といえばやはりこの画角だろう。(写真は次ページ)
13:36 北岳山荘
祈り虚しく、雨が本降りになってきた。急いでレインウェアを取り出す。雨×強風×急なザレ場・岩場というなかなかな登りを強いられる。やり場のない怒りを原動力に変えて突き進む。
14:27 北岳
山頂に着くと、明らかにバットレスから登ってきた猛者2人組がいた。私もいつか挑戦してみたい。とりあえずリード頑張らなきゃな。

下り途中、遠くのほうに猿軍団がいた
15:01 北岳山荘
結構巻けたので、休憩がてら売店を覗いた。Tシャツ買おっかな~と思っていたが、5000円という値段を見て即効諦めた。
15:38 中白根山
16:17 間ノ岳
16:52 農鳥小屋 テン場料金:1500円/人
RTA の結果は約 5 時間であった。まぁ上出来か。テント確認のため真っ先にテン場へ。案の定濡れてはいたが、中への浸水はほとんどなかった。耐え。
農鳥小屋の管理人は頑固オヤジとして有名である。楽しみ半分恐れ半分で受付に向かうと、そこにオヤジの姿はなく、代わりにお姉さんがいた。後々調べてみたところ、2022 年を最後に下山し、2024年に正式引退されたそうだ。
18:00 夕食
売店ではビールが 100 円引きの500 円で売られていた。我慢できずに購入。販売促進だとしたら拍手するしかない。それにしても山小屋で500円は安いけどな。

19:00 就寝
着替え中、入山前よりも痩せていることが目に見えてわかった。体重計に乗るのが楽しみだ。
9/15 19.4km / ↑1487m↓1706m
2:30 起床
3:10 朝食
麻婆豆腐ごはんのつくり方を盛大にミスった。また、ここで今までただの荷重と化していた2Lペットボトルの水をついに解禁した。
5:51 行動開始
ずっと0時前後に行動開始していたので、明るいのが新鮮だった。途中、なんか黒くてうねうねしたやつ、通称「くろうね」がいた。写真は載せないでおく。
7:10 三国平
7:38 熊ノ平小屋
水場で2Lペットボトルを満タンにしておいた。出発直後にぬるっとしっかりこけた。
8:16 安部荒倉岳
登山道脇の急登を少し登るとピークがある。地味にしんどい。
9:01 新蛇抜山
上に同じ。
9:52 北荒川岳
10:50 北俣岳分岐
北俣岳方面はYAMAPで破線ルートになっている。このルートに関しては事前情報を調べていなかったのでやめておいた。後から調べた感じ蝙蝠岳までは別に行けそうだったが、まぁどちらにせよ時間的に厳しかったかな。蝙蝠岳登山口からのルートが8Eらしいのでいずれチャレンジしますか。
山頂に着く直前で、ようやく雷鳥に遭遇できた。

12:00 塩見岳東峰
海外ニキネキ3人組がいた。
12:10 塩見岳西峰
電波良し。各所への連絡を済ませる。

下りはガレ場と岩場。落石させないようにするのが一苦労だった。ストックは邪魔すぎたのでしまった。
13:15 塩見小屋
特に用はない。塩見小屋を過ぎると樹林帯になる。レインウェアが暑すぎて脱いだ。道がドロドロのグチャグチャだった。
14:42 本谷山
14:52 のぞき岩
高所恐怖症殺しスポットだった。

15:24 すれ違い
…とメモに残っていたのだが、何のことかさっぱり思い出せない。
15:27 三伏山
15:37 三伏峠小屋 テン場料金:2000円/人
テン場に着くと、見覚えのあるテントがあった。農大山岳部だ。彼らは既にテントの中におり、またしても話を聞くことは叶わなかった。受付に行くと、記念にポストカードをくれた。小屋番さんは元一橋大学山岳部の方だった。

水場までは往復 20分ほど。テント設営後、ザックにペットボトルだけ入れて向かった。農鳥小屋でもこうすりゃ良かったな。距離と獲得標高がもったいない気がしたのでYAMAPを再開させた。
17:55 夕食
米を少し余らせ、おにぎりにした。これを簡単にできるのがアイラップ炊飯のいいところ。
19:00 就寝
22:15 起床
足の関節が痛かった。
22:50 夜食
麻婆豆腐ごはんのリベンジをした。今度は上手くできた。先程つくったおにぎりも追加投入した。
23:50 雨
間もなく出発しようかという頃、聞き慣れた嫌な音が耳に入ってきた。クソデカため息をつく。
9/16 13.6km / ↑1471m↓1431m
0:40 再就寝
粘ってもしばらく止む気配がなかったので、ふて寝した。
4:15 再起床
雨は止んでいて一安心。外に出てテントの片付けをしていると、農大山岳部も起きてきた。驚くことに1人残らず半袖だった。私がレインウェアを羽織るくらいには寒かったぞ。
5:58 行動開始
テントを片付けている農大山岳部を横目に出発。彼らに先行する形で進んだが、定期的に後ろから彼らの掛け声が聞こえてきてビビる。いつ追いつかれるか冷や冷やしながら気持ちペースアップした。
6:38 烏帽子岳
7:08 前小河内岳
前だの小だの、命名者考えるのめんどくさくなってない?
7:32 小河内岳
「おごうちだけ」と読むらしい。すれ違ったおじさんに教えてもらった。栃木県民なので「河内」は「かわち」と読みたくなってしまう。
8:26 大日影山
9:06 板屋山
9:38 高山裏避難小屋
水場がイマイチわからなかった。無駄に急登を往復して終わった。
高山裏避難小屋を出発して 30 分~1 時間ほど経った頃だっただろうか。小雨の降る樹林帯を歩いていると、いきなり道が崩れた。土が水を含んで緩んでいたのだろう。咄嗟に木の根か何かを掴み、間一髪滑落を免れた。左手親指に軽い出血はあったが、幸いそれ以外の外傷は見られなかった。疲労の蓄積で注意力が散漫になっていた可能性は否めない。反省。
その直後、一気に雨脚が強まった。それだけならまだ良かったが、よりによって雷も鳴り始めた。そんなに怒らなくたっていいじゃん。樹林帯の中で停滞することは避けたかったので、一刻も早く樹林帯を抜けるか、引き返して高山裏避難小屋へ避難するかの2択を必然的に迫られた。一般的な正解は後者だろう。私も人に教えるのであれば後者を徹底させる。しかし、この場で私が選択したのは前者であった。様々な条件を天秤にかけ、最終的に「後悔しないほう」を選んだ結果である。良い子は絶対に真似しないでね。
樹林帯を抜けると、ガレ場の急登が登場する。奥穂高岳の白出沢ルートを想起させたが、道がつづら折りになっていて見た目よりは歩きやすかった。この頃にはもう雷は止んでいた。
12:12 前岳
荒川三山の1つ。現在崩落が進んでおり、山頂付近は立入禁止となっている。標柱が目の前に見えているのに登頂できないもどかしさをぐっとこらえる。
この日は荒川三山を回収してから荒川小屋に泊まろうと目論んでいたが、行動開始が遅れた時点で半分諦めていた。ましてこの天気である。迷わず荒川小屋に直行した。
12:52 荒川小屋 テン場料金:2000円(学生-1000円)/人
受付でテン泊と伝えると、少し驚いた様子だった。私も逆の立場だったら同じ反応をするだろう。
14:40 昼食
どうしてもラーメンを食べたい気分だったので、マルタイ棒ラーメンの屋台とんこつ味にした。
16:30 就寝
シュラフカバーにシュラフを入れた特製ゴア布団をかけて寝た。
9/17
0:45 起床
1:40 夜食
実は2日目にまさきさんから味噌をいただいていた。まさきさんは世界大会の時に重宝したそう。半分は味噌汁用にとっておき、残りの半分を米に入れて炊いてみた。量調整したら化けるぞこれ。
5:13 行動開始
この日のコースタイムは8時間半。しかも荷物はテン場にデポしておけるので実質レスト日である。
6:22 荒川中岳
もちろん荒川三山。
6:26 荒川中岳避難小屋
トイレ岳があった。これもきっと日本百高山やろなぁ

7:15 悪沢岳(東岳)
荒川三山の最高峰で、日本第6位の標高を誇る。前書きに記したとおり、私にとっては今回の縦走における最大の目的の1つだ。山頂に着くと気持ちのいい青空が広がっており、ようやく南アルプスらしい雄大な景色を拝むことができた。探検部のインスタに動画上がってます!

山頂付近は岩場で、特に丸山方面は岩のサイズが大きく道がわかりにくい。
7:44丸山
8:13 千枚岳
個人的に思わぬ収穫だったのが丸山→千枚岳の登りだ。はしごありロープありで、短いながら満足感のある良い道だった。

9:04 丸山
雷鳥が道案内してくれた。
9:31 悪沢岳
10:15 荒川中岳避難小屋
10:20 荒川中岳
11:15 荒川小屋
午前中に行動を終えることができた。素晴らしい。
テントに戻って靴を履き替えていると、横を通った見知らぬおじさんに「また会ったな」的な視線を向けられた。必死に頭をフル回転させるも一向に思い出せず、恥を忍んで「どこかでお会いしましたか…?」と聞き返した。結論から言うと人違いだったようだ。数日前、この日私が来ていた奥穂Tと同じものを着た大学生くらいの青年が椹島にいたらしい。ふぅ、ドキドキさせやがって。
そんな出来事もあって改めて受付へ。前日とは違うお姉さんが受付してくれたのだが、なんと長岡出身の方だった。年も近かったようで「もしかしたら知り合いの知り合いが知り合いかも(原文ママ)」なんて会話をした。テン場代を払うついでに悪沢岳Tシャツを購入。グレーのMの在庫が見本品しか残っておらず、500円引きの2500円でゲットできた。激アツ。
受付を終え水場に行くと、ちょうど農大山岳部も水を汲みに来ていた。ここでようやく彼らと話すことができた。彼らは9/13(9/12だったかも)に北沢峠から入り、9/20に笹平から下山すると言っていた。農大山岳部は部員が10人ほどで、基本的には毎回の山行に全員が参加するそうだ。我々の部員数を伝えたらめちゃくちゃ驚いていた。こちらとしては学年・性別関係なくゴリゴリの縦走をしていることに驚きだったけどな。インスタ見たらもっとえぐい縦走もしてたし。
13:45 昼食
天気が良かったので外で食べようと試みる。お湯を沸かしている間にテントなどを干しておく。少し曇り始めていたけどまぁ耐えるやr…全然無理だった。5分後には雨が降り出した。速攻テントに避難する。
この日の昼食はマルタイ棒ラーメンの辛子高菜風味とんこつ味+白米にした。最初はラーメン1人前にするつもりだったが、こうなりゃもうやけ食いである。2杯目を茹で始めるのに躊躇はなかった。
18:00 就寝
9/18 17.4km / ↑1910m↓2256m
3:07 起床
0時か、遅くとも1時には起きるつもりだった。非常に焦る。
3:40 朝食
4:52 行動開始
お馴染みとなった農大テントを横目に出発。行程的に彼らとはここでお別れとなりそうだ。
5:18 大聖寺平
6:13 小赤石岳
6:39 赤石岳
最大の目的その2。

6:48 赤石避難小屋
荷物整理をしていたら反対方面から大学生らしき4人組が登ってきた。話を聞くと、静岡大学の山岳部であった。彼らは芝沢ゲートから入り、夜叉神峠を目指すそうだ。同志を見つけて安心した。彼らは無事辿りつけただろうか。
8:04 百間平
8:27 百間洞露営地
ここで百間洞山の家に向かうルートと大沢岳を獲りにいくルートに分岐する。私はもちろん後者に進んだが、ここからの急登が本当にしんどかった。仙塩尾根をバカ尾根と呼ぶのであれば、この急登はバカ急登とでも呼ぼうか。
9:18 大沢岳
下りで男性2人とすれ違った。聖平までと伝えると「あとピーク2つ超えてすぐですね~」なんて言っていたが、登山者の「すぐ」ほど信用できない言葉はないことは身に染みてわかっている。
9:51 中盛丸山
10:26 小兎岳
11:08 兎岳
兎岳にはピークが2つある。もう一方のピークを獲るためには、藪漕ぎならぬハイマツ漕ぎをさせられる。

11:16 兎岳②
11:24 兎岳
11:31 兎岳避難小屋
しばらく放置されていそうなボロボロ具合であった。
この前後どっかにタオルが落ちていた。いつもならその場に置いておくが、まだ綺麗だったので、前にいた登山者のものかも?と思い持っていった。結果は空振りに終わった。
聖兎のコルから、聖岳への最後の登りとなる。言うまでもなく急登だが、岩場っぽくなるので気持ちとしてはまだマシであった。くろうねがまたいた。
13:12 聖岳(前聖岳)
山頂にいた男性2人組(以下、おじさんズ)に写真をお願いする。彼らとは翌日も抜きつ抜かれつを繰り返すことになる。

13:32 奥聖岳

13:51 聖岳
聖平小屋からのピストン勢が多く、下りは比較的人がたくさんいた。ザレザレで、なんか想像以上に長かった。精神的に来るものがあった。
14:35 小聖岳
15:18 聖平小屋 テン場料金:2000円/人
賞味期限切れのBlendy stickを無料配布していた。3種類あったので遠慮なく1箱ずつ貰った。小屋では各種丼が一律1000円で販売されていた。うな丼1000円って安くね?
あと、これは声を大にして言いたい。トイレが超綺麗なのである。山小屋にしては珍しくほぼ洋式で、新品かってくらい真っ白だった。しかも不快な臭いが一切しない。なんならいい匂いがした。
17:15 夕食
キンキンに冷えたビールが目の前にあったら、あなたは我慢できますか?私は無理でした。800円は必要経費や。米が炊けるまで、さけチーとナッツ&フルーツをつまみながらビールをいただく。めでたいことに米が過去一上手く炊けた。米1合に水250mlで沸騰したお湯に20~25分、これです。
食料に余裕があったので、フリーズドライを2種類開けた。
めでたいと言えばもう1つ。この日が初めて、そして唯一の全く雨に降られなかった日であった
18:45就寝
23:00 起床
なんか目覚めてしまった。もっとゆっくり寝るつもりだったのに。
23:30夜食
とりあえず空腹を満たす。
9/19 16.9km / ↑1616m↓1365m
0:15 夜食2
満たされなかった。朝食予定だったパエリアもいただく。
2:44 行動開始
寝るに寝れなかったので行動開始してしまう。
4:05 南岳
4:45 上河内岳
分岐にザックごとデポ。山頂は強風で激寒だった。分岐に戻ると、おじさんズに追いつかれた。うち1人が短パンで「まじか」と思った。
6:10 茶臼小屋下降点
茶臼小屋から登ってきた5~6人の集団に遭遇。会話の流れで夜叉神峠から縦走してきたことを伝えたら、グリベルのメットを被っていたお兄さんに「やべぇ笑」と言われた。貴方も“こっち側”の人間だろうに(ド偏見)。別れ際に応援の言葉をいただく。これがいっちゃん元気出るんだから。
6:35 茶臼岳
遠くに北アルプスが見えた。槍穂いつ行こうかしら。
茶臼岳からの下りで緊急事態発生。実は数日前から左足小指が靴擦れ(?)による痛みで悲鳴をあげていた。ここまで騙し騙しやってきたが、ついに限界を迎えた。仕方ねぇ、奥の手を使うか…。
_人人人人人人人人人人人人人人_ ※苦肉の策です
> 秘技“片足サンダル”!! < ※良い子は真似しないでね
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ ※こいつ非推奨行為ばっかりだな

7:00 仁田池
7:16 希望峰
仁田岳への分岐。もちろん荷物はデポ。
7:30 仁田岳
兎岳ほどではないが、ハイマツ漕ぎをした。
7:41 希望峰
8:51 易老岳
もう何度目かわからないおじさんズとの会合。もはや実家のような安心感がある。
このあたりでTJAR出場者らしき人に抜かれた。TJAR(Trans Japan Alps Race)とは、日本海(富山湾)から太平洋(駿河湾)までの約415kmを自身の足のみで踏破することを目指す、国内屈指のアドベンチャーレースである。大会記録は4日17時間33分。バケモンバケモン。
9:15 三吉ガレ
9:39 三吉平
近くに携帯トイレ用のテントあり。それを過ぎると岩場の急登が始まる。
10:22 静高平
旧制静岡高等学校(現、静岡大学)山岳部がここで野営したことが名前の由来らしい。光岳小屋の水場はなかなかハードなので、ここでの給水がオススメ。

10:36 イザルガ岳
晴れていたら南アルプスの大パノラマが楽しめる。晴れていたら…ね。お察しの通り絶妙にガスっていた。
11:00 光岳小屋 テン場料金:2000円(金土日祝+1000円、学生-1000円)/人
受付に置かれていた「てかりんご」を、自分用と待機用に2つ購入した。光岳小屋限定デザインのナルゲンボトルもあり、500mlと1Lのどちらにするか優柔不断を発動した挙句、一旦保留。テントを張っていると一足先に光岳に向かったおじさんズが戻ってきた。彼らは泊まらずにこのまま芝沢ゲートから帰るとのことだった。2日間色々なお話ができて楽しかったです!
さぁ舞台は整った。いよいよ最後の日本百名山を獲りにいく。
12:20 光岳
㊗日本百名山 in南アルプス、制覇!!

12:35 光石
ただの石だった。
12:45 光岳
13:03 光岳小屋
まずは水場へ。わかってはいたが超キツかった。ゼーハーしながら戻ってきたところで、ナルゲンを購入するため再び小屋に足を運ぶ。光岳小屋のナルゲンは伊藤ミサさんという切り絵作家の方がデザインを担当されており、表には南アルプスの山並みが、裏には目盛りの役割も果たすホシガラス(500ml)や高層雲(1L)がそれぞれ描かれている。悩みに悩んだ末、よりデザインが好みだった500mlを選んだ。

14:35 昼食
16:00 就寝
なかなか眠りにつけなかった。隣のテントの夫婦が一生喋っていた。【急募】周囲への配慮
21:30 起床
21:55 夜食
カレーメシが2つ余っていたのでちゃんぽんした。
23:00 雨
ったく、最後の最後までよぉ…。
9/20 15.1km / ↑757m↓2213m
0:11 行動開始
ついに山行最終日。最後まで油断しないようにしっかり気を引き締める。
0:22 光岳
この先の分岐からテント場23あたりまでがYAMAPで破線ルートとなっている。破線の理由はすぐに判明した。とにかくルーファイがムズいのだ。薄い踏み跡、少ない目印、生い茂る植物(水滴を添えて)…それに暗いことも相まって、本っっっっっ当に大変だった。二度と歩きたくない登山道ランキング、堂々の暫定1位である。
2:17 加加森山
3:11 鹿ノ平
加加森山-池口岳間のコル。ここを過ぎると、ジャンクションへの急登が待ち構えている。
急登に差し掛かってすぐ、前方に小さな光が見えた。「登山者か?それにしては人の気配が全くないな…」などと考えながら近づくと、そこにいたのは野生のカモシカであった。
3:45 ジャンクション
4:07 池口岳
池口岳は南アルプス最南部に位置する双耳峰である。南峰まで足を延ばす気力はなかった。
4:20 ジャンクション
テント場23まで一気に下る。ロープ場が2か所ある。

5:29 テント場23
破線ルート終わり。距離はまだ残っているが、ここまで来ればもうビクトリーロードと言っても過言ではない。
5:37 ザラ薙ノ頭
6:01 利検沢ノ頭
直進ではなく左折。
6:28 黒薙
7:54 池口岳登山口
久しぶりの下界!!…と言うにはまだ標高があるが、とにかく下山完了、一区切りである。

最寄りのバス停は池口岳登山口から徒歩1時間以上かかる。普通の人なら堪えるかもしれないが、私は徒歩部門員なので無問題だ。これまでの道のりを考えたら誤差でしかない。

9:45 大島バス停
途中まで到着予定時刻が10:30~10:40から動かず焦っていたが、後半でだいぶ巻けた。バスは本数が限られているので、利用する際は入念な下調べと余裕を持った計画が必須である。
バスは予定時刻の10:45から10分ほど遅れてやってきた。バス停前に突っ立っていたら、危うくスルーされかけた。慌てて手を振って止める。待機場所間違ってたか…???
11:07 遠山郷 かぐらの湯
道の駅「遠山郷」に併設されている温泉。実はまさきさんとの別れ際に、下山口付近のおすすめの温泉を調べてもらうように依頼していたのだ。さすがまさきさん、温泉自体はもちろん、立地、アクセス、営業開始時間等々、すべてが最適だった。しかもこの温泉は飲水が可能。程良い塩味がした。私お待ちかね体重測定の結果は、57.9kg(推定-4kg前後)だった。
12:20 善き叶
同じく道の駅にあるレストラン。とにかく肉を食べたい気分だったので山賊焼き定食を注文、もちろんご飯は大盛りで。自分へのご褒美に瓶ビールと、食後にソフトクリームも頼んだ。

14:25 バス停
お土産を一通り眺めたのち、早めにバス停へ。無事先頭を確保できた。
15:05 出発
この日はバスの日だったらしく、運賃が全区間一律100円でアツかった。
16:35 飯田駅
次の電車まで時間があったので、街の散策をすることに。
16:50 三ツ輪
馬のおたぐり(腸)が食べられるという口コミを見て向かったが、いざ入店すると食事はやってい
ないと断られてしまった。悲しみ。
17:00 ファミリーマート 飯田東和町店
軽食購入。ホットケーキまん(あんバター)美味かった。
17:46 飯田駅 発
20:02 岡谷駅
乗換。
22:17 長野
見事にぐっすりだった。車掌さんに起こされてしまった。終点でよかった。
22:30 デイリーヤマザキ 上千歳町通り店
ビールとポテチを買った。
22:38 快活CLUB 長野昭和通り店
鍵付個室しか空いていなかった。馬のおたぐりを食べ損ねたせいでずっとホルモンの口になっていたので、入室後すぐに「ホルモン辛味噌まぜそば」を注文した。旅館業法を肌で実感した。
24:00? 就寝
覚えていないがきっとこれくらい。
9/21
割愛 もうすぐ部会なんです、蛇足部分だから許して。気が向いたら書き足します。
20:00 部室
テントを干すため部室に向かうと、ちょうど活動を終えた川部門に遭遇した。そこにはまさきさんの姿も…!真っ先に駆け寄り熱い抱擁を交わす。お土産におまけで貰ったてかりんごを渡した。
22:12 帰宅
これにて約2週間の長旅も完結。お疲れ、俺。
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以下、役に立つかもしれない情報載せておきます。良かったら参考にしてね。
食料リスト(抜けあったらごめん)
米(1合) 10、フリーズドライ 8、カップメシ 9、マルタイ棒らーめん 8(2×4)、アルファ米 2、アミノバイタルゼリー 10、カロリーメイト 8(2×4)、SOYJOY 1、アミノサミット4000 10、さけるチーズ 10(2×5)、太鼓せんべい 12(2×6)、グミ 6、カフェオレの粉 10、ナッツ&フルーツ 8、かりんとう 1、ミニあんドーナツ 8、非常食(かりんとう、芋けんぴ、練乳、ミックスナッツ、塩分チャージ)
モバ充
25000mAh(ほぼ新品)、10000mAh(新品)、10000mAh(古め)の計3個
下山時点で10000mAh×2は空、25000mAhが残り30~40%ほど
衣類
・Tシャツ、パンツ、下着…行動用3セット+下山後用1セット
・靴下…4足
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